激闘?亜人討伐!なにそれ、美味しいの?エピソード4
オフィスへ入り、知り合いに挨拶しながら先輩の執務室へと。
無駄に出世するからさぁ、先輩にスカウトされた、俺の扱いが先輩付きのメンバー扱いなんだわ。
まったく迷惑なっ!
たまに事務仕事を手伝わしやがるしさ。
まぁ、その分は別途賃金頂きますがね。
当然だってーの!
先輩の執務室へ入る。
ん?
ノックしないのか?って?
あんなぁ、俺たちは斥候職なの。
入る前から気配くらいは察知してるし、先輩クラスになれば、俺が来たことくらいは把握してっからさ。
中には礼儀としてノックしろてぇヤツもいる。
だが、そちら系には大雑把な者が多いからな。
逆にノックは面倒だから、すんなてぇのもさ。
ま、先輩も、そんな1人なんだがな。
だからドアを無造作に開けてな。
「戻りました」ってな。
したらな。
「帰ったか…
で、何やら派手にやらかしたみたいだな。
何しやがったんだ、テメーはよ」だとさ。
「いやいや、酷いなぁ。
一仕事終えて帰って来た後輩に、労いでなく詰問っすか?
これ、報告書っす」
そう告げて、報告書を渡す。
したらさ、先輩はチラッと報告書を見た後でな。
「で?
報告書へ書いてないことは、明かせんのか?
無理にとは言わんが、俺が知っておいた方が、対処できる場合もある。
あの遺跡の奥に何があったのか、言えんのだな?」ってな。
これだから、出来るヤツは嫌いさね。
多分だが、各所から上がって来た情報から矛盾点を浮き彫りにし、解析。
そして推測したんだろう。
この異様な洞察力…いや、その前に情報収集力だな。
最早、超能力レベルじゃね?
「はて?
遺跡へは入りましたが…
あの遺跡って、奥に何か有るんですか?」
シレっとな。
「チッ、可愛げがねぇな、をい。
それを、俺が聞いてんだろが」
「いやいや。
知らないことを聞かれても…
なんで、俺が知ってる前提?
それに、可愛げがないのはさ。
先輩の御指導の賜物ですから」
しばらく、睨み合いがさ。
したらな。
「お前さぁ、ほーんとーにぃ、何があった?
出掛ける前とは、別者だぞ?
明らかに強くなってーし。
しかも、肝の据わり方が半端じゃねぇ。
良し!
幹部に推薦してやろう!」
止めてーだっ!
「何を、アホなことを。
見習い明けて、数回ほど依頼を粉しただけのぺーぺーが、幹部になれるハズないっしょ!」
「ふん!
他所のクランならいざ知らず、ウチのクランなら有り得るからな」
う、否定できん!
「テメーさぁ、伯爵様に、目ぇ付けられてんぞ?
本当に、何しやがった?
ほれ、伯爵様から追加での下賜だとよ」って、何かを放って来た。
ん?
ポーチ?
「マジックポーチだと。
容量は大型倉庫の数軒分らしいな。
しかも、軽量化と時間遅延機能付きらしい。
超高級品だぞ。
良かったじゃねぇか。
テメー、前から収納系魔道具欲しがってたろ?
ちょうど良かったんじゃね?
でぇ、マジでテメェ、何しやがった?」
いや、熊ぁっ!
何しとんねん!




