sidestory 日ノ本会議中の騒乱
日ノ本会議中の戦争。
アヴァロン連合王国王城王の私室。
「やめろ…やめてくれ。」
「いやいや。俺を怒らしといてそれはないでしょ。アヴァロン連合王国の王。テイル・アーサー。元々君らが俺が王の国、東亜帝国が盟主の皇桜連邦の一つ、天竺国に戦争吹っ掛けたのが悪いんじゃん。自業自得やん。」
「お願いだ。もう責めないから見逃してくれ。」
「まぁええよ、こっちだって余計な死者は望んでないし。何より初犯だからね。まだ許すし、何より身をもって知っただろう、皇桜連邦の国家が一致団結したらどうなるか。」
「あぁ、もう知ったよ。いやというほど。だから許してくれ。もうこんな馬鹿な真似はしない。子孫にも伝える。」
「はいよ。」
「ところで…そなたは私の魔法も、スキルも、体術すらも一切効かなかった。何故だ?」
「当たり前だよ。だって〝僕″は皇桜連邦をゼロから作ったからね。それと初代勇者と‶とある契約"を交わした異人でもあるしね。それと、僕のスキルに【全耐性】っていうのがあってそれでかなり無力化してる感じ。」
「なるほど、最初から負けは決まっていたのか。」
「そうだよ。それとあんたさ、恨んでる人いる?別に死んでても構わないんだけど。」
「王に対してあんた呼ばわりは気にしないがそれがどうしたのだ?」
「ベルリナ帝国行かない?あんたなら宰相ぐらいになれる才能…もちろんスキルとか魔法はかなり強いだろうね。一般軍人レベルで見れば。で、魔法とか以外で政治収める才能もありそうだから。推薦しとこうか?こう見えてもベルリナ帝国の皇帝とは縁があるんでね。」
「どういうことだ?」
「一応ベルリナ帝国とは仲が悪いように見えるけど意外と交流はあるんだよ。それに一応ベルリナ帝国の今の皇帝は俺の元家臣だったからね。だから…あんたはどうしたい?まぁ俺ら皇桜連邦とベルリナ帝国が盟主のゲノレアミア生存圏をバチバチに敵視してる第2次ドミエストノレ共産主義国と大陸連盟、ユナイテッド共和国、ヴォストーク・ガリア黎明国、その他4国のうち大陸連盟とユナイテッド共和国の間者が確認できたから今回はどちらにしろ不問としよう。で、来るかい?」
「待遇は良くなるのか?」
「あんたの実力次第としか言えないな。何せあそこは。」
「力こそ全て。だろ?」
「あぁ、そうだ。」
「竜王。テイル・アーサーって言う奴かなり優秀だな。」
「あぁ、もともと俺らに戦争吹っ掛けてきたけど連盟と共和国の間者が連合国内にいたから不問としたさ。」
「あー。なるほどね。で、連合王国には侵攻していいの?」
「いや、一応講和条約でそっちの同盟にぶち込んどいたよ。まぁ元々連盟共和国に食料とか頼ってたから嫌々協力してただけみたいだけど。国民もあの2国は嫌ってたようだし。じゃまぁ統治よろ。」
「いやめんどいこと増やすな。」
「なら8か国連邦維持してみる?」
「喜んで統治します。」
「まぁ今回の件然り、俺らに間接的とはいえ喧嘩売ってきたんだ。例の計画と兵器の準備しとこうか。」
「わかった。」
「くれぐれも僕たちと親身になっているドラグナイト騎士団連盟とほか2国には悟られないようにな。」
「あぁ、分かっている。俺としても彼らに迷惑はかけたくないからな。」
「じゃ、切るぞ。」
「ん。」
ブツンッ。
「さて、ちょっと遅くなったけど戻るか。アレ討伐できたかな。我が志は。」
次の話で勇者一行出したいです。
国を多く出すとみずらくなりそうなので修正しました。