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第五話 まさかの展開

第五話です。


「この世界はどうなっているんだ?」


なんかドイツが大きくなっている。なんか名前が帝国じゃなくて王国だし、、なんか周りの国もごちゃごちゃになっている。

特にフランスにいたっては、なくなっている。

南部に、


「なんだこれ、オクシタニア?」


知らない国ができていたり、北部はドイツが、、、


「なんか先っちょがなくなってる!?」

※ブルターニュ半島


その他の国などもおかしくなっていた、、

何かおかしい。

そう、何かがおかしいのだ。

いろいろ狂っていて、よくわからない状態だ。

その時、


「バンッ!」


扉を勢いよく開く音がして、


「誰だ!」


おじいちゃんが書斎に戻ってきた。

ちなみにいつもは、あまり書斎にいない。


「なんだジークか、ビックリして損したよ。」


ちなみに書斎には無断で入ったので、驚かれても仕方ないよなぁ。

おじいちゃんは俺を抱き上げてぐるぐる回りながらそう言った。ヤバい、酔いそう、、

降ろされた後、俺はおじいさんに地図について聞いた。

すると、


「おまえ、本当に子供か?」


と、言われた。


「へ?」


思わず変な声が出てしまった。

てか、なんでわかった!?


「なんでそんなこと言うの?」


涙目でおじいちゃんに言う。

自分自身で言うのはなんだが、迫真の演技だろう。


「誤魔化すのは無理だぞ。わかっているんだ。おまえが子供では無いと」

「わしの読心魔法の前では嘘は通じんぞ。」


あ、詰んだ。

そんな魔法があるんだなぁと思いつつ、諦めて俺が転生者だと正直に話しました。


「そうか、まあ生まれてからあまり泣かない子なんてほとんどおらんし第一、一歳にならんのに魔法を使える子供がいると思うか?魔法はイメージで発動するものだからな。」


「え、そうなの!?」


事実そうらしい。

そりゃあ赤ん坊が考えるなんてこと出来るはずないよなぁ、、、

とりあえず秘密にはしてもらえるそうだ。他の人にバレたらやばいからだ。

ちなみに俺以外にも日本人はいるらしい。どうやら「勇者」としてこの世界に飛ばされたらしい。

他にも勇者としてではなく、原因は不明だがこの世界に流されて、貴族として生活している者も居るのだとか。

そこで、


「せっかくじゃから、日本人に会いに行くのを兼ねて、世界旅行するか!」


と、おじいちゃんが言った。


どうせ冗談だろうと思っていたが、結局行くことになった、、、、、、、





、、、


とりあえずおばさん(プロイセ)に教えてもらう時間になったので、いつも練習に使っている中庭に向かった。

向かって着いたのはいいけど、シュトラがプロイセに捕まっていた。

なんかヤバそうなので静かに離れようとすると、


「!?」


なんか一瞬のうちにプロイセに捕まり、シュトラと仲良く引きずられていきました。


「最悪だ、あそこに行くのはすごく面倒いよ〜、、」


と、シュトラが何やらほざいていたが、おばさんはとにかくおれたちを引きずって街のある場所に連れて行った。

ちなみに公然の前でも引きずられていきました、、、、、、


ある場所というのは


「さあ、着いたわよ!」


冒険者の溜まり場、いわゆる「冒険者ギルド」だ。

ここは、そのシュレスヴィヒ・ホルシュタイン支部らしい。


さっそく中に入る。


まだ昼過ぎなのだが、お酒を飲んでいる人が多い。中には酒樽ごと、、、

ここのギルドは酒場が併設されているらしい。おかげで酒臭い、


ギルドの奥の方に進み、受付へ。


「あら、プロイセ様、お疲れ様です。今日はその二人が試験を受けるのですか?」


受付嬢のお姉さんが言う。


「8歳と3歳だが、腕は確かだ。」


プロイセが答える。褒められたのかな、俺たち?

あと俺は数日で誕生日だから4歳だな。


シュトラが、


「前落ちたから、受けたくなかったんだよ、、」


と、駄々をこねていた。ああ、だから行きたくなかったのか。




受付嬢のお姉さんに案内されて向かった先は、隣接している競技場だった。

競技場には筋肉隆々のおじいさんがいた。この人がギルド長らしい。


「それでは、今から貴方たちの実力を測る。あの正面の門からモンスターが出てくるから、そいつと戦ってみろ。それで結果を決める。まあ、大体5匹ぐらい倒したら、合格かな?」


と言って、プロイセと受付嬢のお姉さん、そしてギルド長は観客席に移動して行った。


闘技場に残されたのは、俺とシュトラだけ。

なんかシュトラは既にびびっている。大丈夫だろうか、、


「始めろ!」


ギルド長が合図をすると、中からゴブリンの群れが。全部で20匹弱だろうか?

それでも俺らよりも強そうに見える。少なくとも俺と同じぐらいの身長だ。(90センチぐらい)

ゴブリン達は、俺たちを見て笑顔になっている。あれ、絶対に舐めてるな。


とはいえ、俺らとあまり戦力差が無いのだが、ゴブリン達は突っ込んできた。


俺とシュトラはとりあえず構えている。相手に向けている手には、新しくもらった新品の杖だ。

二人で冷静になったところで、


「氷弾アイスバレッド!」


を使う。いいことに、相手が固まって突っ込んできていたので、6、7体が一気に倒れた。

それに構わず、残ったゴブリン達はそのまま突っ込んでくる。

俺とシュトラは互いに反対方向に向かって走って移動した。

何も作戦を立てていないのに、息が合っていることに驚きつつ、こっちに向かってくるゴブリンに杖を構える。


「岩石落下ストーンハンマー!」


岩石が向かってくるゴブリン達を押し潰した。顔にゴブリンの体液がかかり、吐き気がヤバかった。

シュトラの方は、杖をあまり使わず、持ってきていたナイフをに炎を纏わせて、近接戦をしていた。

あんなのいつ練習していたのだろうか?


そうこうして、3分経った頃にゴブリンはほぼ全滅していた。残っていても、戦意がないか、怪我をしていたので、襲ってくることはない。

勝負は決したようだ。


「よし、終了!」


と受付嬢のお姉さんが声をかけてくれた。

ちなみになんか隣にプロイセの他にゴツいおじさんがいた。


上にいた三人が降りてきて、褒めてくれた。あ、このゴツいおじさんは、ここのギルド長だそうです。いつ来たのだろう?


「まずはお二人さん、合格おめでとう。」


と、受付嬢のお姉さんが褒めてくれ、次に見ていたのであろうギルド長が、


「シュトラ君は前よりも成長したんじゃないかな。君は、、何だっけ?」


「ジークです。」


「ジーク君か。君、本当に3歳かい? そうとは思えんかったよ。」


と俺とシュトラを褒めてくれた。


地上の受付に戻ったら、受付嬢のお姉さんが、冒険者証をわたしてくれた。これがあれば、ギルドのクエストに参加できるそう。プロイセが働かないでいるのに、何でお金を稼げるのかがよくわかった。

ちなみに、プロイセが俺らにギルドを受けさせた理由は、魔法を使える人を管理するためだそう。

すごい管理社会だな、、


この後に家に帰ったのですが、中級魔法を2回使ったのですぐに寝てしまったことは秘密だ、、、

リメイク版ですね。

最初の方は完全新作ですかね?

次回投稿は日曜かなぁ?


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