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第十三話 世界旅行 イタリア冒険編 ーここはイタリア人の土地!(自称)ー

第十三話です。

ザクセンとホールンが病院に入院して2日後、ようやく二人が退院できた。

カッセルとホアセンス、プロイセの3人にこっ酷く叱られていたのは言うまでもない。この世界でも女の方が力関係が強いんだなぁ、、


ちなみに二人が入院中は俺とシュトラ、それにたまにオットーで色々遊んだり、ヘンテコの置物で魔力調節の練習をしていた。思いのほかあの置物使い道があることに驚いている。形はちょっとノーコメントで。

子供組はかんな感じで過ごしていたが、カッセルとホアセンスは護衛の二人を連れて付近を観光、プロイセは男漁りに励んでいた。プロイセの場合は金持ちがあまりいなくて残念がっていたが、、、


俺は俺で遊んでいたわけではない。

この世界の物品がどんなのか調べるために市場に行ってみた。執事のリュービックを連れてね!個人的に欲しいものがあったら買うつもりだ。一応お小遣いは貴族にふさわしいぐらいにもらっているからな!

前にも言ったが、この国は貿易の中継地点として発展したこともあり、市場には世界各地の名産品や郷土品などの貿易品がズラリと並べられていた。


いざ市場に行ってみると、人、人、人! 観光客や住民であろう人たちですごい人だった。「人がゴミのようだ」というのがよくわかるぐらいだ。

人と人の隙間を縫うように通っていった。リュービックは大変そうに通っていたが。


市場には食品や民芸品が並んでいたが、一番驚いたのは、元の世界では当たり前に見ていたものだが、この世界で初めて見たものだった。

「家電製品」

そう、家電製品だ。レンジやテレビとかで、この世界に転生してから初めて見たかもしれない。

どこのメーカーの製品なのか見てみると、

「アトランティス王国製」

と書かれていた。

アトランティス王国があるのに驚いたが、そういえばザクセンの書斎にあった地図にも載っていたのを思い出した。


欲しいなと思ったが、値段が高い。それにこの世界ではあまり電気が普及していないので、家電製品はまだ先だなと思った。俺の家は電気は確か通っていたような、、、

ちなみに後から金持ちそうな人が購入していた。使えるのだろうか?


結局面白そうな食べ物があったので買っておいた。後でシュトラとオットーと一緒食べたのだが、ノーコメントの味だったので、リュービックにあげておいた。

ちなみに市場に変な見た目の置物があった。大志摩、輸出までしているのか、、、






次に向かったのはイタリアではなく、ドイツ領のトリエステだ。

陸路では時間がかかりすぎるので、海路で向かうことになった。ザクセンとホールンのせいで2日ほど遅れているからだ。


海路だったので、また船での移動だったのだが、まさかのプロイセが嘔吐(ゲロった)してしまった。

相当お酒を飲んでいたらしい。船の甲板がゲロまみれになって地獄絵図になっていたのは言うまでもない。


そんなこともあって、やや遅れ気味でトリエステに到着した。

着いて思ったのが、ドイツ領土らしいのだがなんかイタリア感がすごい。

後にザクセンから聞いたのがここはイタリア王国が領有権を主張しているらしい。

元々ドイツ連邦王国ができた時にドイツに統合されたらしいのだが、イタリア系の人が多く住んでいるので、イタリアが主張しまくっているらしい。ちょび髭がアンシュルズやズデーテンランド領有などと同じようなことらしい。(ナチスドイツくん)

ちなみにこっちの場合は住民のおよそ半分弱がイタリアへの帰属を求めているらしい。

だからイタリア感ハンパないのかとよくわかった、、、

次回はこの続きの予定です。


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