第十一話 世界旅行 イタリア冒険編 ー中央艦隊&北から南へー
第十一話です。
今回はイタリアまでの道のりですかね?
俺は勇者ギルドで2日ほど療養をした。
その間、家族はパリを観光していたらしい、、、俺はずっとベットよ、
そうこうして2日ほど経ったある日、ようやくここを離れることになった。
だめだ、ベットで寝ることしかなくて、だるいぃ。
ここを離れるとき、在原さんたちギルドメンバー全員が送り出すために、顔を出してくれた。シュトラはなぜか一人の女の人とずっと抱きしめられていたのは、なぜだろう?
そうこうしてまず向かったのは、パリ中心部の駅だ。
なぜかというと、ここからノルマンディーまで列車で行って、そこからイタリアに向かうそうなのだが、この世界の列車は1時間に1本とかいう遅れたらアウトの列車で、寝坊したホールンが後一歩で間に合わないという、何やら危ない事件も起きたがなんとかなった。
ちなみにこの世界の列車内は、基本的にうるさい。私語し放題!
おかげでザクセンとホールンが大きな声でおしゃべりして、鼓膜が破れるかと思った。まあ、久しぶりの再会だから、はしゃぐのは仕方ないとは思うけどね、、
ちなみにまた蒸気機関車のため、窓を開けると炭が入ってきます。地獄だろうか?
魔導列車というものもあるそうなので、そっちがいいなと内心思ってしまった、、、
ール・アーヴル港 ノルマンディー海軍基地ー
ホールンの部下A
「司令官殿はいつになったら帰ってくるのだろうか?」
ホールンの部下B
「知らねえよ、さあ、手を動かせ!」
など、司令部付きの司令官代理や参謀、士官は雑談をしながら仕事に取り掛かっていた。
いろいろとグチを言い合っていたとき、
「どんどんどん! バキッ、 おっす!元気にしていたか、お前ら!」
精鋭である中央艦隊の司令官、ホールンが帰ってきた。
扉を破って。
「「き、さ、まっ!」」
流石にこれにはホールンの部下たちがキレたそうで、ホールンはたっぷり部下から怒られたそう。
ちなみに俺たち家族は船に乗って準備していました。
あ、扉はザクセンが魔法で直したそうです。石性の超頑丈の、、、
そんな事がありつつ、僕たち家族を乗せたフリゲート艦はイタリアに向かった。
ホールンは仕事をまた部下に丸投げしてきたらしい。帰ったら殺されるな、、
後この船は、軍用艦なのだが蒸気機関搭載艦として建造され、小型のため今は実験艦として使われているのを借りてきたらしい。
そんなことして大丈夫なのだろうか?
そんなこともあったが、無事に出発し、イタリアのローマを目指した。
お昼に出たこともあり、夜間にも航行している。到着予定は明日の朝方だそうです。
夜、船室で眠れなかったので、パジャマのまま甲板に出た。
ちなみにこの世界では、お風呂は週に2、3回で、特に船なんかは水がもったいないということで、風呂に入っていません。ん、なんか臭う気が、、、
空に目を向けると、空一面に星が見えた。めちゃくちゃ幻想的で、なんか言葉が出なかった。
前世は夜=残業で、星なんて見る暇なかったからな。余計、綺麗に見えた。
水平線の向こうに街の光が見え、それが海面に反射していたのがなんとも。
やっぱりこの世界に転生してよかったと思ってしまった、、、
少し潮風に吹かれて景色を楽しんだ後、船室に戻り、もう一度寝た。
次起きた頃には、イタリアに着いていた。港からでも賑やかなのがわかる。賑やかすぎん?
第十一話でした。
次回はイタリア本編に入ります!
ついでに登場人物紹介のところにいくつか人物追加しておくので、よかったらご覧ください!
あと、作者のやる気があれば設定集書いてるかも、、、
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