間話 敗北者の道のり 〜パート1〜
題名で気づいたかもですが、バロールの話になります。
今回はすごく短いかな?
パリ騒乱により、王国がパニックになっていた頃、この元凶をつくった魔王バロールは、地中海に面する街、ヴェネツィアにいた。あのままパリにいると、どうなるかわからないからである。
そこで、ツノが目立つのでフードを被り、馬車で移動することにしたのだ。目指しているのは魔大陸。
そう、魔大陸に戻り、ふたたび世界を征服する準備を整えるのである。まあ、自称第六天魔王が天下太平の世をつくろうと動き出していることを彼はまだ知らないのだが、、、
ヴェネツィアに着いた時、彼はお金を持っていた。パリで殺した兵士から奪ったものだ。
事実、このヴェネツィアがあるイタリアはドイツ王国と同じ同盟に入っているため、通貨が同じのため使えるという偶然によって、彼はお金を使うことができた。
彼はここヴェネツィアで、散財した。食べ物や女に手を出して散財したのである。
残っているお金はわずかに銅硬貨2枚のみであった。
この後、彼は徒歩で魔大陸に向かうという馬鹿げた行動をするということは、まだ、誰も知らない、、、
次回から本編に戻ります。
第六天魔王の話もどこかで書こうかなぁ?




