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第九話 世界旅行 パリ騒乱編 ー戦闘ー

第九話です。

おかしいなあ、土曜日に書き終わる予定が寝過ごしてしまいました、、、

申し訳ない、、、

魔王、バロール視点


「なんだ、この小僧」


内心そう思っていた。食事の邪魔をする奴が突然現れたのだ。びっくりしたに決まっている!

とりあえず排除することにした。それに子供だから脂が乗って美味しそうだからなぁ!、、、




ジーク視点


上半身裸の悪魔みたいなのと目があった。ヤバい、恐怖で体が動かない。ギルド試験では大丈夫だったのに、、、

次の瞬間。そいつは笑みを浮かべて俺に飛び掛かってきた!

なんとか体を動かして、攻撃をかわす。今は避けるので精一杯だ。

その時!


そいつが爪をかき立てて突進してきた。確実に衝突コースだ。

ギリギリで避けたと思っていたが、かすっていた。


「痛っ、」


左腕をかすめたのだが、かなり流血している。

明らかな致命傷だった。

更にヤツは壁を蹴って反転してくる。こちらは今身動きが取れない。


「あ、俺死ぬんだ、、、でも死にたくない!」


ふと無意識に


光障壁(ライトバリア)っ!」


無意識にそう叫んでいた。


ヤツの体が吹き飛んだ。やつは驚きのあまり腰が抜けていた。

もう恐怖は無くなっていた。

少しずつ近づく。やつは怯えるように尻もちをつきながら後退りをしている。

距離は一メートルあろうかというところで俺はヤツに聞いた。


「人間はうまいか?どうして無防備な人々を襲いたいんだ。」


「がっ、あぁっ、」


ヤツの反応はなかった。何か話そうとしていたようだが、なにも話せなさそうだったので、消し去ることにした。


俺は我を忘れて巨大な槍を作る。この狭い脇道のレベルの。


光槍(ライトランス)


次の瞬間、強烈な閃光が路地を照らして、暗くなったと思ったら、壊れた路地だけが残っていた。

きっとヤツの骨は残っていないだろう、、、

と、思っていると意識が急に飛んでいった。


「やべ、魔力切れだ。」


そう思いつつ、俺は地面に倒れ込んだ、、、、、、




路地からそこそこ離れた別の路地、、、


「あ、あぁ、危なかった〜、」


そうつぶやくのは魔王バロールである。

片腕はない。先ほどの攻撃をなんとか避けたが片腕は犠牲になってしまった。


「なんとかして、回復せねば、、、そうだ!だいぶ前に放ったスケルトンどもの狩ったヤツを食べよう!確か大きな道にいたはずだけどなぁ、」


そうつぶやきながらメインストリートに脇道から出てきた魔王バロールは絶望した。


「ない。ない。ないいぃっ!どこにもいないぃ、わしのスケルトンどもガァ!」


メインストリートの石畳は粉々になり、ところどころにスケルトンの残骸らしきものが落ちている。




少し前、、、


メインストリート通り


「総隊長、現在忍中隊及び侍中隊の一部、そして駐屯師団の部隊が付近一帯のスケルトンの殲滅作業中。また、メインストリートの封鎖は完了したとの報告です。」


「わかった。大志摩。目、少し閉じて置いてくれ。まあ目が見えていないから意味ないかw」


「、、、、、、」


そんじゃあ、という感じで、総隊長の在原が巨大な魔法陣を展開する。

そして、


火球(ニュークリアスピア)!」


メインストリートを大きな爆発が襲う。近くで避難している人にも爆風が来たぐらいの爆発だ。

やっぱり少しはスケルトンが残ってしまったらしい。大志摩は退屈そうにしていた。今回の騒動で、ほとんどなにもしていないからだ。なので残敵掃討をお願いした瞬間に無表情だった大志摩の顔はまるで悪魔のよう歪んだ笑顔でスケルトンの残党を粉砕していた、、、

第九話でした。

次回番外編の間話を書いて、その次は勇者ギルドの話にする予定です。

あ、ちなみに大志摩のキャラを変更しましたので、第八話が一部変更されております。

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