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第七話 世界旅行 パリ騒乱編 ー花の都ー

第七話です。

まずは花の都、パリに行くそうです。

やったー!


ということで、街の中心部にある駅に来ました。

レンガ製の、東京駅みたいなイメージの外観で、駅に入ると、大きな蒸気機関車が停まっていた。いわゆるSLだ。

やばい。何気に俺人生初めて蒸気機関車見たかもしれない。

従兄弟のシュトラはめちゃくちゃ大興奮して飛び跳ねまくっていた。

一方でオットーは、


「なにこの生き物。怖いよお、お母さん。」


と、母親のホアセンスに泣きついていた。

これが生き物に見えるのか。まだまだ幼いな、


いざ乗ってみるとなんか、めちゃくちゃ豪華だった。

そりゃあそうだろう。なんせ貴族用の客車らしいので、豪華だった。流石貴族だな。

一方、一般客車は人がぎゅうぎゅうで、かなりヤバめの雰囲気がした。


ちなみに鉄道は最近整備が始まって、主要な都市を、まずは結んでいるそうです。

ちなみに俺の住んでいる街は州都で、ゴブリン戦争時の前線都市なので、真っ先に作られたそう。他には首都はもちろん、パリやロンドン、マドリード、ノルマンディー、シュトゥットガルト、トリエステ、ワルシャワを繋いでいるそう。後々拡大予定だそうです。楽しみだなぁ。






ール・アーヴル港 ノルマンディー海軍基地ー


「ザクセン兄がパリに行くのか、、、よし、わしも行こっと! お前たち、わしが留守の間、頼むぞ〜!」


部下たち

「ええっ!?」






2日後、昼頃  ゴットルプ家一向、、、


ということで、汽車で2日かけてパリに着きました!「花の都」と言われるのも納得の都市で、少し驚いた。なんせ俺の住んでいる街が小さく感じるぐらいなのだから。

前世ではろくに旅行とか行けてなかったから、めちゃくちゃ感動して、涙出そう、、、


とはいえ、パリはパリなのだがパリの象徴とも言えるエッフェル塔がない。

フランス革命自体なかったから仕方ないけどなぁ、なんかパリではないみたいに感じた。写真しか見たことないけど、、、


「あれ?というかおじいちゃんはどこ行ったの?」


思うとザクセンがいなくなっていた。汽車を降りたときにはいたけどなぁ?

と思ってカッセルに聞く。


「確か行くはずだった修道院に今日行くことを伝えていなくて、連絡しに行っているわよ。」


うわっ、あいつやらかしやがったな。少なくとも今日はそこに泊まる予定だった不図なんだけどなぁ。大丈夫だろうか?


とりあえず立ち往生しては進まないので、適当にぶらつくことにした。幸い執事のリューベックがザクセンの付き添いで何度も来たことがあったので、迷子になることはならなくなったのでね。 やるじゃん、セバスチャン!


とりあえず近くの店に入る。なんか俺の住んでいる街にある店と全然品物が違った。

まあ、元々違う国の首都で、文化が違うからね。


家族でいろいろ買った。なんせ珍しいものばかりなので、、、

俺は特に欲しいものはなかったので、ワイン2本とよくわからない置き物を買った。一応父親たちへのお土産だ。

ちなみに置き物はなんだろう?

なんかぐにゃぐにゃのエッフェル塔みたいな形をしていた。まあ少なくともエッフェル塔ではないだろう。

ついでにカヌレも買って置いた。本当は菓子類をお土産にしようと思っていたが、この世界には保存技術がまだ確立されていないのであまり日持ちする食べ物が少ないのだ。缶詰すらないからなぁ。

カヌレはザクセンの分も買っておいた。何もないのはちょっとかわいそうだからな。


ちょうど全員が店から出ると、


「おーい、待ってくれ〜」


と、声がしたので声の聞こえた方を見ると、ザクセンがこっちに向かってきていた。 あいつ、ハヤッ!

だが、


「あの方は、ザクセン様ではありませんねぇ。」


そうリューベックが言った。

え?


「おーい!待ってくれ〜」


そう偽ザクセンが近くまで来た時、


「あなた、誰ですか?」


ドカッ、とリューベックがひと蹴りした。

相手が倒れかける。

すかさずリューベックが第二撃を入れようとすると、相手は受けをとってきた。


「待て、脅かそうとしただけじゃ。」


ん? なんか敵ではなさそうだった。


「もしかして、弟様でございますか?」


「そうじゃ、そうじゃ。あと痛いから攻撃をもうやめんしゃい。」


え? ザクセンに弟いたんだ!

後から聞いたのだが、ザクセンの弟「ホールン」は中央艦隊の司令官らしいのだが、なんか待ち伏せしていたらしい、、、どうやって待ち伏せしていたんだ?

第七話でした。

とりあえず今回は今ここまでです。

次回投稿は金曜日の予定です。


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