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始まり



ある日本の会社の一室。

7月某日 2:45、パソコンを守るためではるが低めに設定されたくそ熱い部屋の中で俺こと石山 治樹(いしやま はるき)は三日徹夜して終えた仕事がようやく終わったはずなのに上司がサボって帰った業務を押し付けられたので必死にパソコンのモニターを見ながらキーボードを騒がしく打ち込んでいた。


「ああああああああああああああ、なんでこんな溜めて帰るかな普通少しでも終わらせて帰るのが常識ですよ糞禿があああああ!!!!」


まぁ荒れて口が悪くなるのはこの状況だから温かい目で見てくれよ。

帰ったら大好きな戦略ゲームをしたいと思っていたんだ、好きなものが理不尽な理由で出来ないなんてみんなも荒れるだろう?

ようやく区切りがいいところまで作業を終えた俺は追加のエナジードリンクを買おうと椅子から立ち上がったところで視界が歪み床に倒れたと後から気づいた俺はあっけなく死んでこの世を去ったのでした。


石山 治樹 29歳、まもなく三十路を迎えようとしていた男は会社の中で過労死により死んだ。

残念ながらここで俺の人生は終わった。


と思ってたんだがなぁ。









紺色の制服に身を包んだ軍人で埋め尽くされた式典場に敷かれた大きな緑のカーペットを歩くのは小さな背丈の男。

軍人達と同様に紺色の服に身を包んだ小さな男は軍人達に敬礼されながらカーペットの先にある舞台へと足を進めていくが小柄な体にはとても遠く時間がかかるが軍人達は誰も嫌な顔をせず優しい表情でその姿を眺めていた。


少々時間のかかったカーペットから舞台へ足を上げた男は舞台の上で待つ数人の上官の男の前に立ち頭を下げた。彼等もまた優しい顔で小柄な男を見ており頭を下げた彼の肩を表情と同じく優しく撫でて顔を上げさせた。



「時間がかかり申し訳ありません」

「気にするな、君の場合は仕方ないことだよ」

「今度から君のように少々ハンデがある者には手順を少し変えるのもいいかもしれない、これはいい切っ掛けになるさ」


上官達はさぁ、台座に登りなさいと小柄な男用に用意した台座を袖に控えていた軍人が持ってきたことを確認すると男を台座へ誘導させる、その際に男は持ってきた軍人に礼を言い男にとっては少し高い台座に登った。


男が台座の上に上がると上官の一人が男の前に立ち、違う上官が少し離れた所にあるマイクの前に立ち姿勢を正すと宣言した。


≪これより、レオ・トパーズの特別勲章式を始める!≫


レオ・トパーズ。

これが地球で石山 治樹だった俺の今の名前で俺は地球よりも遥かに遠い銀河の中にある惑星の一つあるアレクサンド星の軍、アレクサンド共和星軍の軍人の一人としてある惑星に起きた地盤崩落からそこに住む住民達を全員避難させた立役者ということで勲章をもらうこととなった。

そう惑星という単語からここは地球ではない。


ここはアレクサンド星。

遥か昔に地球人は環境を壊しに壊した故に空気が汚れ海を汚染し、大地は作物が育たなくなり住めなくなったことで人類は様々な生物を連れて宇宙に出た。

その後に一部の地球人はこの星に移り住み、先住していた宇宙人や他の星からも移住した宇宙人達と協力してこの星を発展させて仲良く暮らす星となったのである。


さてこの星で軍人として働く俺だが他の軍人と違う点がある。

言っておくがよく異世界転生で見る超人的なスキルとかユニークなスキルとか特別な力を持っている訳じゃない。



≪レオ・トパーズは幼年体停止症を持つとても小さな体でありながら勇敢に指揮をしオーロラ星内で起きた爆発による地盤の崩落からその星に住む民間人を全員救出、並びに素早い調査にて今後居住が難しいと調べ上げてすぐさま民間人の保護に移ったことにより死傷者はなくまたオーロラ星の民間人達の受け入れを行えた功績を評しここに勲章を授ける!


レオ、よくやったな≫


そう、俺の体はとても小さいのだ。そんな俺がなんでこの勲章を貰うことになったか。

まずそもそも俺がこの軍に入った経緯を話していこう。

悪いがこれだけでもかなり長くなるのだが状況を説明するには必要なんだ。





そうこれは元地球にて過労死したサラリーマンの俺が何故か異世界のしかも遥か彼方の宇宙のある星に生まれて軍人になった話である。




この作品は作者が銀河英雄伝説にハマり、宇宙物書きたいと衝動のまま書いた作品です。

私が考えるオリジナルな宇宙要素もありますので好き嫌いは分かれると思います。

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