表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
坂本梧朗詩集  作者: 坂本梧朗
Ⅳ 第四詩集『蟻と土』     1997年刊

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

83/133

その19 折り込み広告

出勤前の

十分ちょっとの朝食

口を動かしながら

新聞を流し読む

広告の束は脇にのけて


妻がその束を読む

あらかじめ束だけ抜いて

新聞をくれる時もある


昔、食べ物屋でアルバイトをしていた頃

暇になると

配膳台に広告を広げ

肩甲骨の突き出た

薄い背中を被せて

舐めるように読む

洗い場のおばさんがいた

新聞など目もくれなかった


妻も仲間入りか


三割引き 四割引き 50%off!

明日オープン! 全商品半額! 

そんな文字を食い入るように見て

買い物計画を立てる主婦たち


経済大国とは

どこの国のことか


考える暇もなく

勤勉な日本人は腰を上げる


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ