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坂本梧朗詩集  作者: 坂本梧朗
Ⅲ 第三詩集『Recall Buddha』       1990年刊
63/133

その16 民主主義

君は結論を押しつけた

君のその言葉で

何人の生徒の

人になろうとする意志が

摘みとられたか


その急きたてられた決断は

何人の生徒の

思考への意欲を

剃りおとしたか


焦る君の目には

打てば響くようでは決してない

生徒達の反応が

許せない反抗

救いようのない無知

に映ったのだ

君は恐れていた

指定された

その一時限の間に

要求されている結果が

出ない事態を


だが

指定したのは誰だ

要求されていたのは何だ


それを

民主主義の中でだけ

育つものと

比較せよ


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