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坂本梧朗詩集  作者: 坂本梧朗
Ⅰ 第一詩集『帰郷』  1979年刊
16/133

その16 事大主義   天職

   事大主義


世過ぎに未だ慣れてないのか

一つ事に錐揉みし

入れ損ないのギアのように擦り減る

事大主義よ


この世の棘に傷つかぬため

いつか身につけた鉄の枷

日常の無機に

それはふさわしかった


なるほど

その不毛さに

今は俺も気づき始めた


だが越えれるか


そのために

俺の手許にあるものは




   天職


天職を探している

それさえ摑めば

何も恐れるものはない


人を愛したい

社会を変えたい

他人とつながりたい

何か俺にできないだろうか


小さな仕事でいい

俺の全てを要求し

なお足らぬ仕事を


有りそうな気がする

足許に土を被って

待っているような気がする


必ず見つける


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