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坂本梧朗詩集  作者: 坂本梧朗
Ⅴ 第五詩集『おれの場所』   2007年刊
132/133

その34 ワラシの散歩

道の真ん中で

座り込んでしまうのだ

そして

「世間を眺める」


お前にも

そんな自由があってもいい

と私も立ち止まって

周囲に目をやったりするが


人が歩いてくる

目が合う

知った人なら

言葉の二、三も

交わさなければなるまい

知らない人でも

散歩圏内の人であれば      

愛想よくした方がよかろう

だが、愛想よくできる時と

できない時がある

こっちがその気でも

相手の表情や素振りで

うまくいかなくなることもある

嫌な奴が来れば

これはもう目を合わさないで

やり過ごすしかないが

それもまた不快なことだ


そんな

愚にもつかぬ思いで

落着かぬから

さぁ、ワラシよ

腰を上げてくれ









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