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重機兵少女ホラィ・ト・スフィ  作者: ツカモト シュン
第2幕 ライトダーク
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白ウサギの午後 『ルイス』パート

 ワニザメ駆除はあっさりと終わった。


 実際は駆除していないので、()けといったところが正解ではあるのだが。


 しかし、少女達にはその程度の違いは気にしない。いなくなったという事実が、駆除や除けと大きな違いがないのだから。


 そして、どうであれ派手には爆薬を使うのも楽しいこと。


 とはいえ、デブリーフィングで派手に使った件については指摘されていたが。


 ルイスはそんな戦闘に参加はしていたが、本来のスタイルからただ警備という感じで立っていただけ。つまり、何事もない退屈なモノだった。


 そのうえ、デブリーフィングだ。


 ここまで面白いことは何もなかった。


 横ではハンナは携帯食料(バナナ味)を食べている。デブリーフィング中とはいえ、ネットワーク上なので口を使う必要はない。


 しかし、ハンナが口を開いているのを食事以外ではそうそう見る機会がない。


「……誰かいたみたいね」


 ハンナはそう語った。


 誰かとは、誰か。ファミネイにとって、目で見える範囲だけでなく、ネットワーク、観測機器で感じられるモノに対しても誰、それを使ってしまうと無限の可能性を示唆する言葉となる。


 ただ、デブリーフィング中ではあるため、その補足は仕草で示している。今、ネットワークで行えば、私語をしていると見なされるから。


 ハンナは上を向いていた。


 今は、そう使われることはない見学部屋の方向だ。


「……誰だ」


 ルイスは暇だから、その存在に気になった。とはいえ、それが誰かは分からなかった。だから、分かった。


 変なことにはなるが、この基地でその行動が監視されていない者はいない。ただ、その監視を誰もが見ることはできない。そうなると管理者権限が必要になってくる。


 ただ、この基地での上下関係とはハヤミ司令かそれ以外でしかない。今はそれにアキラが付け加わっている。


 つまり、ネットワーク上、誰か分からないということはハヤミ司令か、アキラしかいない訳だ。後日であれば、その行動は普通のファミネイでも閲覧は可能だが。


「……なるほど、あの子ね」


 ルイスは納得した。まだ、ここに来てわずかなフレッシュな存在、アキラ。それに興味を持つ者も多い。


「何か面白そうね」


 ルイスもまた暇つぶしの存在として、興味を持った。


 ただ、その結果が散々なモノになるとは、このときは想像もできなかったのだが。


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