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言葉では伝えられない想い  作者: シノシノ
プロローグ
2/5

プロローグ 泉田香里

どうも、投稿が遅れて申し訳ありません。

シリアス風物語を構成するのが難しいですね。でも頑張ります。

あまり人気ないのでボツかなとちょっと考えていたり。

感想等をかいてくれますと参考などさせてもらいます

あなたは音のない世界を想像した事はありますか?

あなたは静かな世界にいた事ありますか?

私は、その世界にいます。音もなく、なにも聞こえない世界の中でいます。車などの排気音など聞こえず、ただ静かに私の横を通り過ぎます。どうゆう音を出しながら走っているかは分かりません。

私は生まれた時から耳が聞こえません。それを煩わしく思ったことはありません。両親は気にしてはいますが、でも私は産んでくれたお母さんや私を養ってくれるお父さんに感謝しています。それなのに恨んだりするのはだめです。

私が生まれた街で16年の歳月が流れ、高校二年生へとなりました。

そして私が住んでいるのは、田舎の街です。なにもなく、平穏な街です。その中で気が許す親友もいて幸せです。

だけど何度も言うようですけど、耳が聞こえないので筆記でコミュニケーションをとります。手話と少し読唇術が使えます。ですけど、手話を知っている人が少ないため使えません。

また読唇術もはっきりと読み取れません。そして読唇術は中々使えるモノではありませんでした。だって「 あいうえお」と相手は言いますが、読唇術で読み取りますと「あいうえお」だけではなく「かきくけこ」等のあいうえお順に読み取ってしまうのです。ですから、会話の流れを理解しながらでないと分かりません。でも、ある程度分かるようになりました。

でも手話で対話出来る人はいた時は嬉しかったです。その人は区役所の福祉課で働いていて、手話での会話が出来るようにと学んだそうです。今日も福祉で区役所に行きましたけど、その人は休みだったみたいでいませんでした。

そんな事を考えながら帰宅しています、右肩を叩かれました。振り向くと、私と同じ高校の制服を着た女の子がいます。その子は私の親友である櫻野咲(さくらのさく)と言います。


「香里ー、何考えてるのー?」


咲さんの言っていることは分かりませんけど、言いたいことはわかります。だてに親友をやっていませんから。そう言えば、私の紹介がまでしたね。私は泉田香里(いずみだかおり)です。誕生日はまだ来ていなく16歳のままです。

それで話は戻ります。常備してあるメモ帳とボールペンを取り出し書きました。


【対したことじゃないですよ】

「ふ〜ん、それよりさぁ〜。明日の小テスト勉強しょ〜」

【私は余裕あるからしなくて平気です】

「すみませんでした! どうか勉強を教えてください!」

【最初からそう言えばいいです。まぁ、いいですよ】

「ありがとー香里!」


彼女を教えるのはこれが初めてではありません。各テストの度に私が教えています。今日も私の家で一緒に勉強することになりました。

私の家に向かう時になりました。家は駅を反対側にあるので、駅を横切ります。駅の前を通った時に咲さんに肩を叩かれました。


「香里、あの車って上原さんのじゃない?」


咲さんに言われたので見ると確かに上原さんがいました。上原とは区役所の福祉課で担当しています。さっき言いました手話が出来る人とは上原さんのことです。

その上原さんの正面にいるのはたぶん私と対して歳の変わらない男の子。この街で見たことはないので、他から来たと言うことでしょうか。それを正解と言うように男の子の足元にはスポーツバックが置いてありました。


「う〜ん、あいつ誰だろうね」

【親戚とはなにかじゃないでしょうか】


考えていますと、上原さんと男の子はそのまま駐車場で車に乗って行きました。

それを見ていた私はある事に気がついていました。男の子の目には希望がなく疲れているように見えたからです。


「まぁ、いいか。行こ行こ」


そのまま咲さんに連れられ、一緒に勉強をしました。

その時から、私は予感していました。何か楽しい事や悲しい事が起こることを。


私は彼から学ぶ。

世の中は楽しい事や嬉しい事よりツライ事を。

だけど、それ乗り越える事教えてくれた。傷ついた心を癒す事も。

そして私は考える。

私が出来ることを。


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