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君の隣  作者: むさし
1/1

かっこいい彼

彼がほほ笑むと女の子達は頬を染め上げる。

彼が動くとその周りには同性も異性も詰め寄ってくる。

運動神経もルックスも…そして友達付き合いも完璧な彼。


愛「やっぱすごいね。島田君。佳奈は行かないの?」

佳「行かない。あんな奴大っきらい!!」


私は騒がしい廊下に背を向けて机に突っ伏した。


愛「なんで?あんなにかっこよくて運動神経抜群なのに…」

佳「…」


私は笹倉佳奈ささくらかな。半年前に転校してきたんだ。そしてこの子が桐谷愛きりたにあい。一番最初に友達になったんだ。愛は知らないあの人気者の裏を…


蓮「笹倉さん。ちょっと来てくれるかな?」


透き通るようなきれいな声…


佳「!!」


ビクッとして振り返ると意地悪そうな顔をした蓮が立っていた。

ほかの人には見えてないみたい。だれなのあの子?などいいながら視線を突き刺してくる…


佳「い…いやです。」

蓮「桐谷さん。笹倉さんを借りてもいいかな?」


優しく、王子様スマイルでいう蓮に愛は


愛「どうぞどうぞ~!!」

佳「え!?愛~」


愛のほうを振り向くと「島田君に名前をよばれちゃった~」とクルクル回っている。

もっと友達を大切にせんかっ!!と心の中で呟いて蓮のほうを振り返る。

蓮は勝ち誇った笑みを見せて言った。


蓮「じゃあ行こうか。笹倉さん」


私は観念して


佳「5分だけです。」


そういい鋭く突き刺さる視線の中蓮について行った…




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