好きな洋服を着ろ、好きな髪型をしろ
最近、怖い話ばかり書いているから、迷っている誰かの気持ちを押すエッセイを書いてみた。
好きな洋服を着ろ。
好きな髪型をしろ。
自分を表現することに不安が出るのは分かる。
人と違う表現をする事は、めちゃくちゃ怖い。
「悪口を言われたらどうしよう⋯。」
「人から後ろ指さされたらどうしよう⋯。」
私もそう思っていた。
――けれど、その不安を乗り越えた先で、自分を縛り付けていた「何か」が無くなって、この世界に生まれてきて、初めて深く、息が吸えるようになった。
◇
私はパンクな格好が好きだ。
それは今も変わらない。
10代から20代前半にかけては、鋲(=トゲトゲ)がついたライダースを着て、鋲がついたスキニーを履いて、両サイドを刈り上げたモヒカンで街を歩いた。
「モヒカン」は人と違う髪型だ。
好奇の目で見られるのは当たり前だし、人から笑われているような雰囲気を感じることもあった。
もしかすると、これを読んでいるあなたも、「⋯モ、モヒカン!?」と怯えているかもしれない。
ふはは。どうだ!
ビビったか!!!(`・ω・´)
――で話を戻すと、結局、人は慣れてしまう。
好奇の目で見られる状況も。
変な人間がいること自体も。
私や地域が、「私がいる環境」に慣れてしまう。
踏み出し始めたときは、すごく不安かもしれないけれど、その不安がずーと続いていくわけじゃないよ。
今しか着れない服。
今しかできない髪型。
今しかできない髪色。
諦めるのは、もったいないよ。
私はモヒカンにして良かった。
モヒカンで生きていたあの時間は、私が年をとって、寝たきりになったとしても、その輝きが色あせることはないと確信してる。
モヒカンは、私のかけがえのない思い出だ。
社会の歯車になることを強要され続けるセピアな人生に、自分の意志や選択で「自分の色」という思い出を作ると、それだけで生きてきた意味があるよ。
大丈夫。
すぐに慣れてしまうから。
その不安の先にあるものは、とても楽しいよ。




