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染める桜、染まる珊瑚は

作者: イプシロン
掲載日:2026/04/04


  染める、染める、染める

  お前は、染めて、染められる


  未明に見えぬ青さを浴びて

  (おうち)を纏い夜を欺く

  日なか刺し狂う視線かわし

  無色透明、(まなこ)に映らず


  染める、染まる、染める


  梢は黄昏れ枇杷(びわ)に灼かれ

  珊瑚の花になりすます

  微睡み忘れ(うつつ)を瞬き

  春宵かぎりのネオンの眩光(めまい)


  染める、頃、染まる

  染まる、染める、旬

  桜花(さくらばな)は、染めて、染められる



  ※楝(色)→栴檀(センダン)の古名。

  初夏に薄い青紫色の小花を咲かせる。

  上品で淡い青紫色の日本の伝統色。



    "Cherry Dyes, Coral Is Dyed"


  Be dyed, be dyed, be dyed

  You are the dye, and you are dyed


  In unseen blue before the dawn

  you wear the chinaberry’s hue

  and cheat the night in borrowed tone

  at noon you slip the burning gaze

  and vanish from the naked eye

  all color gone, no name remains


  Be dyed, at times, be dyed


  Treetops at dusk, burned by loquat

  a coral bloom that takes its mask

  you blink inside forgotten sleep

  and cherry blossoms—stained in light


  they are dyed, they dye, they are dyed

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