第40話♥あーね、ゆうても ふつうにジェラるっしょ
すみません。
ちと、とあるレトロ風RPGにハマってしまって
更新大幅に遅れました~
と言っても反応ほぼないから
完全自己満足でしかないんですけどね~
話し終えたクリストフさんは「ふぅー……」と、短いため息をつくと、軽くうつむいた。
「…………………………。」
王国の昔のお話をさいごまで聞き終えたわたしたちも、ぐるぐると情緒を打ちのめされた感じで、言葉が出てこなかった。
緑豊かな王国が一夜にして砂漠になるとか、やっぱり全然信じられないし、レイトとナーシュさんのご先祖さまにもそんな悲劇があったなんて、ほんと衝撃だった。
永い時を生きるクリストフさんだから、
クリストフさんが 実際見てきた リアルなお話だったから、、
信じられないとか言いつつも、すごく現実味を感じた。
「…………まぁ、結果、私は、
妻の死だけでなく、王国の悲劇も
止められなかったわけだな…………。」
自嘲じみた感じでクリストフさんがつぶやいた。
「……クリ「クリストフさんっ!!」
その哀しそうな顔を見たわたしが、思わず声をかけようとしたところに、アイちゃんがわたしの声にかぶせるように叫んで立ち上がり、涙声でクリストフさんを呼びながら彼に抱きついた。
「~むおっ?」
「つらかったよね! 悲しかったよね!!
アタシは聞くだけでなんもわかってないけど、
せめて慰めさせて!?
クリストフさん、、、ホントつらかったね………。」
1歩出おくれたわたしの両手は、すかっとなにもない空間を抱きしめた。
てゆっか、見てると聖女サマの包容力全開って感じだね……。
「…………ううっ、す、すまない、アイ……。」
子爵さまの目に涙が浮かんだ。
ってーか、なんだろ。
わたし的には、ほんのすこーしだけ、地味に面白くない。
神聖術の使い手のアイちゃんと、不死者のクリストフさんはそんなに相性良くなかったはずだし、そもそもクリストフさんはわたしと1番打ち解けてたと思うんだけど。
いや、別に妬いてるわけじゃないし、たいした問題でもないんだけどね。
異性とか男性とかいうのじゃなくって、自分にいちばんなついていたと思っていた猫とかが、ほかの人にも甘えだしたって感じに近い気がする。
しっかし、吸血鬼まで包み込んで癒すとか、わたしアイちゃんのことだいたいはわかってるつもりだったけど、改めてその慈愛に満ちた博愛にびっくりかもしんない。
「ふふっ」
そう思うとなんだか面白くなってきた。
「…………ワリ。
も、もういいだろ……。」
空気を読んで黙ってたセイヤくんが、さすがにがまんできずに2人の間に割って入ってきた。
さすが安定のセイヤクオリティw
ふだんからしっかりと捕まえておかないとだよ?
あと、できたらわたしのことも捕まえといてくれると嬉しいかも。なんちて。
「ハハハッ! いや、済まなかったなセイヤ!
しかしアイ。お前は中々凹凸もメリハリが
しっかりあって抱き心地が良かったぞ!「てめぇ!」
クリストフさんが言い終わる前にセイヤくんがめたんこ怖い顔で飛びかかったけど、子爵さまはそれを見越したように一瞬煙になってそれをよけた。
「……えっ、ちょっ! クリストフさんんっっ??」
アイちゃんも真っ赤になって両手をクロスさせて自分の肩を抱きしめてた。
いや、なんだろ。
わたし、急にムカムカしてきたんだけど!
「……てゆっかー! わたしはおうとつさびしくて
悪かったですね―――!!!
もうクリストフさんなんて知らないかんねー!!」
わたしもわざとらしくすねてみた。
「あっ! いやっ! 違う!!
ユミィ違うぞ!? 私はユミィも充分に
魅力的「もうお前黙れっ!「ぶべっ!!」
あわててわたしに弁解するクリストフさんはわたしに気を取られていたのか、今度はセイヤくんのパンチをよけきれずにキレイな顔面にもろに一発もらっていた。
「アハハハハ!!!」
「ふふふふふふっ!!!」
思わずわたしもアイちゃんも笑い声をあげる。
クリストフさんもノーダメージって感じで、おどけてみせたりして、わたしのまわりの空気がしだいにやわらかくなってきていた、、、んだけれど……、、、
「………………………………。」
どうやらレイトとナーシュさんはまだそんな感じではなかったみたい。
ふたりとも青い顔して、うつむいていた。
「……んと、レイト、大丈夫?
ナーシュさんも……。」
わたしはちょっと心配になって、ふたりに声をかけてみた。
「…………………………ユミィ……。」
「ん?」
深刻な空気がすこしでもやわらぐように、意識して明るく返事してみた、、、んだけど。
「……ごめんね。いつも、下賤とか、
人間種を見下すような言葉遣いして、、、」
「…………え」
どうやらレイトには、じぶんのご先祖さまだった女王レインが、エルフ以外の亜人種を迫害していたことが相当ショックだったのかな。
ポーズとはいえ、エルフ特有の他人種を下に見るような発言とかがそれに重なってしまったのか、すんごく自分を責めてるように見えた。
ナーシュさんもそういう気持ちがなかったわけじゃないんだろうね。口に出さないだけで。
レイトに負けないくらい落ち込んだオーラをだしてた。
「―――あ~~………………、、、
あのよ、、、」
そんな空気のなか、うちのリーダーが頭をぼりぼりかきながら、慎重に言葉をえらびながら口を開いた。
「なんつーんだろな、エルフってそういう
過去の栄光とかあったわけだろ?
やっぱそういうのって何年経ってももしかしたら
結構残るっつーか、思想的に代々、
引き継ぐもんじゃねーの? でもお前らだって
別にオレらに悪意あったわけじゃねーだろ?」
「「もちろんよ!!」さ!!」
白黒エルフの反応がハモった。
「んじゃ、それでいいじゃん。
上等とか下等とかは違う気がするけどよ、
エルフは品があってお高くとまってるっつーのも
決まり事?っつーかお約束みてーなもんだし、
オレはお前らがいいヤツで頼りになるの
知ってっからよ!」
そう言うとセイヤくんは、ニカッと白い歯を出して笑って見せた。
「………………………………もう、、、
愚図のくせに、、、、、」
「「「「「!!!???」」」」」
いや! まさかだったよびっくりしたよ!
あのレイトがセイヤくんに抱きついた。
「……ありがとう。セイヤ。」
「あっ、いやっ、そのっ、えっと……、、、」
セイヤくんの胸に抱きついたレイトは、涙をながしながら、にこっと笑顔になった。
「「「……………………。
!!!」」」
一瞬なにが起こったのかわからなくて、頭真っ白になっていたわたしたちは2秒ほど固まっていた。
けどもすぐさまはっとして、2人に駆け寄りひっぺがす。
「ちょっと! なんで2人抱き合ってんのさ!?」
「僕の目の前でそういうのは勘弁願いたい!」
「だめだめだめっ! はなれてはなれてっ!!!」
ナーシュさんがレイトに。
わたしとアイちゃんがセイヤくんにとびついて、2人を引き離した。
「あっ、ナーシュごめん! 違うのよ!
ただ感謝の気持ちを最大限に表現したくて……。」
「いや気持ちは理解出来るけど僕が我慢出来ない。」
「まっ、待てって! オレは別によ、
そんなつもりは「言い訳すんなっ!!「ぶべっ!!」
あわてて取りつくろってナーシュさんに弁解してるレイトの横で、セイヤくんはアイちゃんから正拳突きをくらっていた。
「……ふむ。お前ら、楽しそうなとこ悪いんだが、
もういい頃合いだろう。そろそろ行くか?」
空気を読んでクリストフさんが、仲裁じみた提案をわたしたちに投げかけてきた。
「あっ! そうだな!! みんなもだいぶ
気が休まったみてーだしな!」
助かった!とばかりにリーダーが仕切り始める。
「よし! 次は王の間だな!!
そこでボスからのドロップアイテムを
狙っていくぞ!! お前ら準備はいいな!!??」
「……おけ」
「…………りょ」
「そうね、行きましょう!愚…、、セイヤ!!」
「………………はい」
まぁ、わたしも含めてみんなじゃれ合いの一環だってわかってるけどね。
わかってるけど、ちょっと返事がね。
アイちゃんもわたしもナーシュさんも不満がもれちゃったかもw
それでも遊びにきてるわけじゃないからね。
改めて気をひきしめないと。
「んじゃ、わたし先頭にたつね。」
気を取り直してみんなを先導するために、出口の扉に手をかけた。
「ん。ユミィ頼むわ。
でも気をつけろよ。」
「りょ! とりあえずエントランスまで
戻る感じだよねっ。」
わたしは【集中】を発動させて、廊下へと続く扉を慎重に開いた。
前書きで触れたアプリなんすけど
ダンジョンアンティーカ2ってやつでしてね
1はこないだクリアしたんですけど、
今回もアリサとかアイとかユミィとか
名前つけてめっちゃ楽しんでプレイしてました。
職業とかスキルとかなんかセカダンに近いシステムに感じたもので^^
しばらくのんびり更新になるかもしれませんけど
「早く書け」って言葉がもしありましたら
遠慮なく言ってください!
壁打ち執筆は時々心折れそうになるのでw
(2026/03/10)




