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第30話♥体術がすごい執事さんて、わりとテンプレかも

昨日は残業で執筆時間取れなかったので

1日あきました。(連続更新途切れましたw)

バーンとか名乗った気持ちわるいおじさんが、勝ちほこった顔で「ぺっ」と地面に血のまじったつばを吐いた。


「きったな。」


思わず心の声がもれた。


とか言ってる場合じゃないか。


セイヤくんがこの気持ちわるいおっさんを、わたしたちのために殴ってくれたのはめっちゃうれしかったんだけど、その結果、街の衛兵さんたちに取りかこまれている。


みんな剣をこっちに向けてるけど、なんだろ。

負ける気がしないんだよね。


「アイ、ユミィ、すまねぇ……。

オレが辛抱なかったばかりに…………。」


セイヤくんはわたしとアイちゃんを護るように手を広げて立っている。


うっ!

その真剣な横顔もかっこいい……!


なーんて言ってる場合じゃないか。


んー。

どうしよっかな。


こいつらぶっ飛ばして逃げちゃおうか。


もうエルミンにはいられなくなるけど、他の街とかに行けばなんとかなるかも。


……いや、それやったら犯罪か。

指名手配とかになっちゃうかな。


んー……。


どうしよっかな。


―――とか思ってたら、領主のむすことかいうバカの後ろから、もうひとり近づいてきた。


身長はセイヤくんと同じくらい?

センター分けの黒髪で、鋭い切れ長の目がすずしげな執事服をまとったイケメンだった。


「坊っちゃま? ……これは?」


たぶんこのどら息子の執事さんなのかな?

けっこう威圧感があって怖い……。


この人には勝てるかどうかしょうじきわからない……。


「聞いてくれ!ボル!殴られたんだ!!

僕はなんにもしてないのにコイツに

殴られたんだ「ハァ」


ボルと呼ばれた執事さんは、大きなため息をどら息子の言葉にかぶせてきた。


「アナタは殴られたのではなく、転んだだけです。」


言うがはやいか、ボルさんが素早くどら息子の足を払って、どら息子は受け身も取れずに顔面から地面に倒れ込んだ。


「……こんな風に。」


そんな状況をあっけに取られてぼう然と見ているわたしたちに執事さんが向き直った。


「皆様には大変ご迷惑をお掛け致しました。

この不肖(ふしょう)、ボル=チョッカーの主人めへの

教育が行き届かず、不快な思いをさせてしまい、

心よりお詫び申し上げます。」


そう言って、ボルさんがわたしたちに深く頭を下げてきた。


「いやっ!待ってくれ!

頭を上げてくれ!!」


セイヤくんが慌ててボルさんに駆け寄った。


「いえ。うちのバカ坊っちゃまが恐らくは

そちらのご婦人がたに(いや)らしい誘いを掛けて

手篭めにしようと画策した結果、

このような惨状になったのではないでしょうか。」


……すごい。


見てないのになんでわかるんだろう。


「な、なに言ってんだボルっ!!

こ、こいつらは領主の跡取りである僕に「違います」


ぶざまに地面に倒れふしながら、反論し始めたどら息子の言葉を、ピシャリと執事さんが否定した。


「アナタは当家の跡取りではありません。

跡取りは長男のスピアさまです。」

「……ぐっ」


んと。待って?

こいつ、虚言癖まであるの?


このおっさん、いよいよやばいんじゃない?


「―――とりあえずお前たち、

この場は私に任せて、坊っちゃまを連れて戻れ。」

「ハイッ!!」

「ちょっと待て! 話はまだ終わってないぞ!!」


衛兵さんたちも慣れてるのか、執事さんの命を受けて手際よくどら息子を馬車に押し込んで去っていった。


きっとこういうのよくあるんだろうな。

レイトを取り押さえるのも、わたしたちを包囲するのもいまいちやる気を感じなかったもんな。


衛兵さんたちから殺気を感じなかったから、わたし自身、勝てるとか思っちゃったのかな?


でも、軽く押しただけで吹っ飛んだナーシュさんには少しびっくりしただろうなw


「……えっと。その、なんつうか、

こっちも悪かったと思うんで、済まなかった。」


ひとり取り残されたボルさんに、セイヤくんが頭を下げた。


「いえ。気になさらないで下さい。

こちらこそ我が主の傍若無人な振る舞い、

(かさ)(がさ)ね大変申し訳ありませんでした。」


ボルさんまで頭を下げた。


「いやっ、やめてくれよ!

理由はどうあれ、本当はこの街の貴族さまに

手を上げちまったんだ! 本来なら捕まって

ぶち込まれたっておかしくないんだ!」

「いえ。お恥ずかしい。あれで人の上に立つべき

クーフィン家の人間とは、、、

私の教育が行き届かず、大変申し「もういいって!」


セイヤくんがボルさんの言葉をさえぎった。


「……おや?」


ボルさんが、わたしの左腕の腕章に目をとめた。


「……失礼ですが、アナタたちは、、、

C級冒険者、でございますか?」


「えっと、まぁ、はい……。」

「とりあえずゴールドクラスです。」


「……! ちょっと! アンタたちいつの間に!!」


わたしとアイちゃんの返事にレイトが噛みついてきたけど、聞こえないふりをした。


「……と、いうことは、C級ダンジョンの

【サルアーフ王宮跡】に入る資格があると……。」


ボルさんが今まで以上に引き締まった顔で、わたしたちにふたたび向き直った。


そして、


「……ゴールドクラスのアナタたちを見込んで、

お願いしたい件がございます…………。

正式にクエスト依頼させていただいても

よろしいでしょうか…………。」


そう言ってボルさんは、わたしたちに向かって何度目かわかんないけど頭をさげてきた。


「……えっと」


なんかよくわかんないけど、わたしたちはしばらくおたがいの顔を見合せることしかできなかった。

そうです。

4節の舞台はサルアーフ王宮跡です。


メイン3人も転職(クラスチェンジ)しましたし

少しは「え?」ってお話書けたらいいんですけどね……。


た、たまには感想とか欲しいし……笑


(2026/02/04)

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