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始まり
初投稿です!
文章力等、全然ないですが、よろしければ読んでやって下さい。
『ただいま~』
‥‥‥‥‥‥‥
誰の返事もない。いつものことだ。
俺は新井翔、今日始業式を終え、中学3年になった。みんな受験生だのなんだのって‥‥まぁ俺には関係ない。
『はぁ‥‥めんどくせ』
俺は部屋に行き、そのまま布団に倒れ込んだ。
キッチンには洗われていない皿が山のように積み上げられ、テーブルは食べ散らかしたまま、たまりにたまったゴミの山‥‥‥
うちだって最初からこんなだったわけじゃない。
きっかけは5年前、親父が浮気、うちを出て行った。それからというもの、母親が朝から晩まで働いて俺を守ってくれたが、半年くらい前から突然姿を消してしまった。多分どんどん落ちこぼれていく俺に限界を感じたのだろう。
俺は危機を感じたが、ガスも電気も水道もとめられることなく、毎月決まった額のお金が入れられている。
最初は不思議だったが、多分母親が入れてくれているのだろう。
『今日は久々に朝早かったな』
俺は眠気に襲われ、いつの間にか眠ってしまった。