表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

YouTubeドラマシナリオシリーズ★現代の国会議員が全て滅びた結果、日本は正義の国に!

作者: 夢野カケラ

初めまして、夢野カケラです。


ここではシリーズでやってます『夢時代』と『思記』の原稿を投稿して居ります。


また、YouTubeドラマ用に仕上げたシナリオ等も別枠で投稿して行きます。


どうぞよろしくお願い致します。


少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。


サクッと読める幻想小説です(^^♪

お暇な時にでもぜひどうぞ♬


【アメーバブログ】

https://blog.ameba.jp/ucs/top.do


【男山教会ホームページ】

https://otokoyamakyoukai.jimdofree.com/


【YouTube】

https://www.youtube.com/@user-vh3fk4nl7i/videos


【YouTubeドラマにつきまして】

無課金でやっておりますので、これで精一杯…と言うところもあり、

お見苦しい点はすみません。 なので音声も無しです(BGMのみ)。

基本的に【ライトノベル感覚のイメージストーリー】です。

創造力・空想力・独創力を思いっきり働かせて見て頂けると嬉しいです(^^♪

出来れば心の声で聴いて頂けると幸いです♬

でもこの条件から出来るだけ面白く工夫してみようと思ってますので、

どうぞよろしくお願いします(^^♪



タイトル:(仮)現代の国会議員が全て滅びた結果、日本は正義の国に!


▼登場人物

●国ノ生独歩くにのせどっぽ:貧しい国民の「生きたい」とする本能から生まれた生霊。性別不詳・年齢は二十代の感じ。

場僧ばそう:男性。65歳。政治家。実家は資産家。金の亡者。

四階よんかい:男性。70歳。悪徳政治家の首領ドン的存在。

巣香すか:男性。65歳。政治家。総理大臣。

加納かのう:女性。55歳。政治家。裏でいろいろ問題が取りざたされている。

●市民A~G:男女を含む一般的な日本市民のイメージで(国民も市民も同じイメージでお願いします。「国民」とする場合は少しお堅いムードの中でのみ使っています)。冒頭の「市民」とした所は不特定多数のイメージで。

●政治家A~C:上記の固有名詞を付けた以外の一般的な政治家のイメージで。


▼場所設定

街中まちなか:日本で見られる一般的な街中、世情のイメージで。

●国会議事堂:「国会内」と表現する際に覗かせる感じでOKです。一般的な議事堂の風景で。

●ATM:普通のATMのイメージで。防犯カメラが設置されてあり、そこで独歩の姿が映らないという感じでお願いします(この辺りに生霊の凄みと言うか怖さが少し漂う感じで)。


NAは通常のナレーションでよろしくお願いいたします。



メインシナリオ~

(メインシナリオのみ=4413字)


ト書き〈廃頽した日本の世情を風景に〉


NA)

202X年、日本国が崩壊した。


市民)「うう…金ぇ~、金が欲しいぃ~」


NA)

街中まちじゅうの通りは真昼間でも歩けないほど荒んでしまい、そこかしこで犯罪が相次いだ。

泥棒、金品強奪、白昼詐欺…その他いろいろな「金に関する犯罪」が横行してしまい、国民の生活は荒れ果てて行く。


ト書き〈身分格差が激しくなった日本の様子〉


NA)

しかしそんな事が起こるのもやはり仕方無かった。

国民の金は政治家が総て牛耳っており、国民1人1人の生活が荒れ果てようと、政治家は救済措置を取らなかったのだ。

「富める者が貧しい者に持っているモノを分け与える・施す」

この当たり前の国造りに際する思考の土台が日本には無かったのである。


ト書き〈権力が日本を支配する様子〉


NA)

昔から日本に見られ続けた「士農工商」による身分制度の絶対的な位置付けが、民主主義という傘のもと、まだ続けられていたのだ。

その大きな権力による「政治の横暴」を抜本的に変えるには、命を懸ける程の革命が必要だった。

これまで生活における洗脳ぶりが十分発揮させられた国民1人1人にとって、そんな革命など誰にも出来ない。

命を保身するすべは誰にでもある。

政治家は「これ幸い」と日本国民に植え付けたそのような性質・本質を十分に活用し、その絶対的な権力のあり方を変えようとはしなかった。


ト書き〈金の偏り過ぎがそこかしこで発生している様子〉


NA)

国民1人1人の平均預金額が1桁になってしまうほど落ちぶれた。

これで貧富の格差・身分の高低による生活の格差が大きく出てしまう。

もはやそれまで続けられた常識的かつ温和な生活は、風前の灯火に晒された。

それでも政治家は生き残る。資本家は生き残る。

それに準ずる有権者・有識者・成功者は生き残る。

彼らの懐には自分達の金だけで一国が創建されてしまえる程の、莫大な貯蓄額が残されていた。


ト書き〈国ノ生独歩が登場〉


NA)

その時、貧しい国民の「生きたい」とする本能から生霊が生まれた。

生霊の名前は国ノ生独歩(くにのせどっぽ:性別不詳・年齢は二十代)。


独歩)「これより日本という国を正義の国へ変えてやろう。その為には先ず国会議員がしこたま貯め込んでいるあの貯蓄を国民1人1人の貯蓄に置き換えていき、見えない所で洗脳によって平定されている『貧富の格差』を無くさねば成らない」


場僧)「ん?な…なんだこの報酬額は!?全く金が入ってないじゃないか!」


四階)「どうしてワシの預金がこんなにも減っとるんだ!?どこいったぁ!ワシの金はぁ!ああ?!」


巣香)「今度の私の給料…どうしてこんなに少ないのだ?私は内閣総理大臣までしてると言うのに、これじゃ全く割に合わんじゃないか。四階あいつ場僧あいつの傀儡になってまで、あいつらが用意した原稿をそっくり答弁してやってると言うのに、一体どうしたというのだ?なぜ約束の報酬が入って来んのだ?」


加納)「わたし裏でいろいろ問題起してる政治家だけど、政治家ってどんな状況でも将来約束されてんじゃなかったの?!問題起したって給料とボーナスは確実に入って来るんじゃなかったの!?全く入ってないじゃない!」


NA)

こんな感じで、悪徳政治家、裏でいろいろ問題を抱えている政治家をはじめ、総理大臣、財務大臣、行政大臣等をはじめ、政治家という政治家の給料・報酬・ボーナスが悉くカットされた。

最低賃金で働いた分の給与しか、それぞれの銀行口座には入っていなかった。

そしてその余分のお金は全て…


市民A)「え…あれ?何なのこのお金…?何か知らないけど、10万円が入ってる…」


市民B)「おぉなんだこの金は…?!」


NA)

金に喘いでいる一般市民の口座に振り込まれた。

何の約束も無く振り込まれていたので、国民は不思議に思った。

だが現金が入る悦び・嬉しさは誰もが同じ。

入って来たお金を生活費に充て、「助かった…」と喜ぶ者がほとんどだった。


ト書き〈数日後〉


市民C)「おお、今度は80万円も入ってる!やったぁ!」


NA)

こうして日が経つにつれ、国会議員に支払われる筈の金が全て国民に給付される形となり、次第次第に貧しい国民の生活は潤い始めた。


ト書き〈何にでも反対する国民の様子〉


NA)

中には「こんなの日本の本来の在り方じゃない!」等と言いながらこのような平等にすら激怒する者がいたが、現金が給付される事によりその正直・本質はホクホク喜んでおり、やがて自然淘汰されるように成る。


ト書き〈法律を立てる者が変わる〉


市民D)「今後は消費税減税の方向で日本の梶を取って行きたいと思います!」


市民E)「現在の日本の世情を鑑みる上では、オリンピックなどを開催してる場合じゃありません!よって代わりに福祉政策を更に潤わせる為の救済措置を取り、少しでも国民の皆様が安定して生活できるよう支援するものとします!」


市民F)「現在、日本において必要なのは、オンラインによる仕事と環境を充実させる事です。なので今後はどの職場にもオンライン環境充実の為の支援金を充てる上、その為に直接役立つ条項を全国にかけて造っていきたいと思います!」


市民G)「現在問題になっている年金制度ですが、今後は誰の手にも着実に積み立てたお金が返るよう、しっかりとした措置を取っていきます」


NA)

市民の立法・施行は速かった。

生活苦が目前にある以上、そのあり方を変える為の救援措置が速かったのだ。

その他あらゆる法律・行政を民間で取り決めるようになり、従来の政治家はそこで決められた法律・行政のあり方と、今後の対策に必要な措置へのコメンテーター、あるいは補佐役をするだけの者となった。

しかし政治家1人1人に支払われる給料は変わらず最低賃金によるもの。


ト書き〈政治家が次々辞めていく〉


NA)

こんな状況になった以上、政治家はどんどん去って行く。


政治家A)「こんな儲けられへんかったら、政治家なんかやってたって意味あらへんやないかぁ!」


政治家B)「別の仕事、別の仕事…!」


政治家C)「くっそー、何をどうやったって金が残らない!悪徳やったって入って来んじゃないか!こんな調子がずっと続いたらもう日干しだ!」


NA)

こんな文句を散々言いながら去って行く。

それでも最低賃金で入って来る給料をなんとか上手くやりくりすれば貧しくとも生活は出来るのに、政治家の多くはそれまでに味を占めた「超贅沢な生活」が骨の髄まで染みていたので、誰もその生活を我慢できなかった。

その貧しい生活を、それまで自分達が統括していた一般市民の多くにさせていたにも関わらず、政治家のほとんどはこの点でも、そうした貧しい市民との共有理解・認識を持つ事は無かった。


ト書き〈国会内を覗く市民〉


多くの国民)「さぁどれだけ政治家が残るか見ものだなぁ」


NA)

多くの国民は、国会内を笑みを浮かべて覗いている。

国会議事堂の内、すなわち国会内は、すでに「見えない敵」に対する敵意を剥き出しにしており、働いても働いても入って来ない金に疑問を感じつつ、どれだけ悪徳政治を働いても従来のように報酬と将来が約束されなくなった日本に対し、全く不可解な表情かおを示し続けた。


ト書き〈これまでとは逆の立場での金の無心〉


NA)

政治家は国民に対し、逆に金を無心するようになる。


場僧)「十万円でも良いから給付しろ!」


NA)

と催促して来る。しかし国民は、


国民代表)「今まで我々が政治家に払い続けて来た金は全て政治家による借金だ。払うつもりは微塵も無い」


NA)

と言いオール無視。

やはり政治家への給付はなされない。


ト書き〈国会議事堂が崩壊〉


NA)

国民からの給付が一切なされず、その後どれだけ働いても悪徳政治をなそうとも、最低賃金による報酬だけしか入らないように成った為、政治家は国会内で大激怒。

その激怒によってガラガラガラと国会議事堂は崩れ去った。


ト書き〈独歩が日本の世情を眺めながら〉


独歩)「これでやっと日本は状況的にも環境的にも金銭的にも平等に成った。これでよいだろう」


NA)

このような日本に起こった一例が、別の国でも出始めていく。


ト書き〈独歩の逮捕に全力投球〉


独歩)「悪徳を働く資本家は資本家で、また別の方法でやってやる。先ずは政治家だ。政治家に焦点を当てた上、日本はこのように成った。先ずはめでたしめでたしと言う事になろう」


NA)

そのように国ノ生独歩は言い、日本にその後も未来永劫、ずっと居座る事になる。

その後も政治家がどれほど働こうと、悪徳政治を進めようとも、その儲けは必ず全て最低賃金によって得られた報酬のみとなり、その預金のみが残る。

ずっと現金の前で居座り、札束を監視する事なんて出来ない。

少し目を離した時に奪われている。

又ずっと監視していても、銀行に預けた場合は自然に奪われており、札束など紙媒体による現金も目の前で消えて行く。

こんな塩梅だ。

全ては生霊の仕業、それらの事が可能なのである。


四階・場僧)「わしらの金を奪い取ってる奴を、即刻逮捕しろォ!!」


NA)

それから政治家はそれまでに得ていたステータスの高さを利用して、国家権力のかなめ・手足ともなる警察を総動員させた。

とにかく「自分達の財産を根こそぎ奪う奴の正体」を突き止めようとした。

これには自衛隊すら狩り出され、まさに昭和期から現代にかけて、前代未聞の大騒乱にまで発展した。


ト書き〈独歩は生霊なので捕まらない〉


独歩)「フフ…無駄な事を。無駄、無駄、無駄(嘲笑)」


NA)

国ノ生独歩の金の取り方は、普通にATMから各政治家全ての口座から引き落とす。

しかし防犯カメラ等にその姿は映らない。

映っている筈の人間が映らない、と言う塩梅である。

どうやって金が引き落とされたか、その足取りを警察も政治家も血眼になって追うが、全ては犯人がいない・映っていないと言う所で足止めとなる。

そこで捜査の糸がプツリと切れる形になる訳だ。


ト書き〈凄まじい恨みを込めて〉


場僧)「わ…わしの全財産が…おのれ財産を奪った奴…必ず捕まえてやる」


ト書き〈その後〉


NA)

各政治家の預金残高は、政治家を始めてからこれまで、全て「最低賃金で働く事によって得られた報酬のみ」となった。

あとの余分な金は全て国民に給付されていた。

蓄え込んで来た、これまで国民から騙し取るように奪って来たその貯蓄は全て、国民にばら撒かれた・給付されたと言う形になって落ち着いた。


独歩)「さぁ今後、日本に新たな政治家が生まれるだろうか?」


独歩)「選挙の時にあれだけ国民の為・国の為に働くと言うのなら、最低賃金で働いて然るべき。言った事の責任は、社会人なら取るのが当たり前。その当たり前の事すら出来ていないのが政治家や悪徳の市会議員達。私は当たり前の事をした迄」


独歩)「これが本来の政治家と国民のあり方・姿。この当たり前の事が出来るようになる迄に、日本という国は一体どれほど掛かるだろうか。いや、世界各国にしても同じ事が言えるだろうね・・・」


少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。


サクッと読める幻想小説です(^^♪


お暇な時にでもぜひどうぞ♬


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ