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旦那ちゃんと嫁ちゃん

ふんばるんだもん

作者: 山本大介

 食事中の方は気をつけてください。


 今日は旦那ちゃんが休み日なのです。

「いってきます」

「気をつけて。いってらっしゃい」

 慌ただしく仕事へ行く嫁ちゃんを見送った旦那ちゃんは、不意にもよおしトイレへ入ります。

「ぶりぶり弾投下」

 ぶりぶりぶりぶり~。

 勢いよくうんちっちがケツ穴から放たれます。

(はあ~スッキリ)


 すわっ!

 ガチャリ。

 玄関の扉が開きました。

「旦那ちゃん、マスク忘れたとって~」

 嫁ちゃんの声、

 ぶりぶりぶり~。

 まだまだ絶好調に投下中。

(やってんでしょ。こっちは、怒)

「ねぇ」

 ぶりぶりぷっすぅ~。

 ここで、茶色やや黄色のやーつ投下が終了しかし、消化不良は否めない。

「・・・ケツ拭かなんて」

 旦那ちゃん、必死に弱気な声で言います。

「ちょっとお、聞こえとる~」

 嫁ちゃん、聞こえていません。


「まてまてまてまてまて!」

 トイレットペーパーで、シリアナ半拭きの旦那ちゃんが飛び出してきます。

「あ、旦那ちゃん」

「うんちしてるでしょうが!」

「はよ、言ってよ。私とり行くのに」

「・・・あのね、どこ?」

「洗面台のとこ」

「わかった」

 旦那ちゃんは、くるりと反転。

「旦那ちゃん、ケツ見えてるよ」

 ハンケツ丸出し旦那ちゃんは、悪びれずに、

「半拭きなもので、サーセン」

 しかし、洗面台にはありません。

「ないよー」

「じゃ、リビングかしら」

「・・・・・・」

 旦那ちゃんそちらへと向かいます。

「そっち、お父さん、おるよ」

「大丈夫、前だから(前からだとズボンを履いているように見えるのだ)、お義父さんに後ろは見せませんよ」

「?」

 と、お父上。

「ないよー」

「あー、私が行く」

「だったら、最初からそうしてよー」

 と、トイレに駆け戻る旦那ちゃんなのでした。


 ぶりぶりぶり・・・ぷっすー。 

「はあ、もう」


 ちゃん、ちゃん。



 うんちは、スッキリしたいですよね。

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