ネタにマジレスは厳禁。
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本日のso cube!!!まとめ
代表リクの姉は腹筋がバキバキ。
代表が女性に求める3要素
妹 児童 幼女
参謀ソラの好み
恋愛対象:6歳の幼女
求める雰囲気:初々しさ
求める身体的特徴:瑞々しさとあどけなさ
413いいね 30リツイート 7のコメント
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「どうだ? すごい反響だろう?」
「なんでこの部分切り取ったんだよ!? お前はともかく俺がめちゃめちゃヤバい奴じゃねえか!!」
「おいおい、ネタに決まってるだろう?」
「いやネタとしても悪意しかねえだろ!?」
二宮はありのままだからいいものの、俺の部分は悪意そのものだ。
……先輩たちが悪ノリでテンション上がっている光景がありありと浮かぶ。
これは看過できない。
先ほどは先輩たちだから許すと言ったが、これは絶対に許してはおけない。
奴らにはお灸をすえてやらなければならない。
「いや、つーか、何だこの反響の数……」
そもそものリスナーの数である3年生400人を越えている。
──これは何か絶対おかしい……。
まあ色々言いたいことがあるが、確かに放送した内容から逸脱してはいない……色々言いたいことはあるが!
「安心しろよ山市。みんなネタとして分かって拡散しているはずだからな」
「そう、だよな……?」
まあ確かに放送を聞いていた人からすれば、ネタとして認知されているはずだ。
こんなヤバい内容なのにみんなが遠慮せずに拡散しているのが何よりの証拠。
ならば、さほど問題は深刻ではない──
「いや待てよ…… だからか! 俺が今日露骨に敬遠されたのは!」
──今朝の謎が解けた。どうやら俺は最悪の誤解をされている。
「どういうことだ?」
「放送を聞いていない1、2年にはこれがネタじゃなくてガチに見えてんだよ!!」
「……どういうことだ?」
「どうせこんだけ反響あるってことは、柊木生でSNSやってるやつは大体これ知ってんだろ?」
「……まあそうだな」
「でも1,2年には当然何のことか分からない。とんでもない発言してるけどなんか柊木生が盛り上がっているから、何か面白いことがあったんだと興味が湧く。プロフィールを見れば旧校舎で何やら放送されていたことが分かる。でも放送の音源とか残っているわけねーからな。だとすれば──」
「3年の知り合いに直接聞く、という選択肢しかない」
二宮が言葉を継ぐ。
「そうだ。でもこんな悪ノリして盛り上がっているところに「ネタですよね?」とか「これガチで校内放送に流れたんですか?」とか聞かれたら、お前どうする?」
「まあ……音声もなく、全部説明するのも面倒で興がそがれるからな……「ガチで流れたけどなにか?」って答えるだろうな。何しろ嘘は書かれてない」
「そうなんだよ! 別に嘘じゃないから大体の奴が余計悪ノリしてそう答えるに決まってんだよ!」
「なるほど。そして放送を聞いていない1,2年もこれがでっち上げじゃなくてリアルの内容だと知って、つい拡散したくなる……その結果がこの反響具合というわけか」
「ああ……」
このツイートのスレッドを開く。すると、
『これは本当に旧校舎で流れたのでしょうか?』
という問いかけに対して、
『柊木の後輩どもよ。この内容、ガチだからな?』
『ああ、嘘偽りないことを3年生全員が保証する』
『これがお昼休みに流れたんだぜ? 笑えるだろ?』
という大層親切な方たちが布教活動に専念している。
こんなものを何も知らない人が見れば、このアカウント画像に映っている俺たち二人はどう見えるだろうか?
答えは明白──ただの性犯罪者予備軍の二人組にしか見えないだろう。
しかもアカウントを運営しているのが本人じゃないとは誰も思うまい。
俺は自分の性癖を公然と垂れ流すことに一切の抵抗がない変態にしか見えないはずだ。
おそらく俺と親しい奴はともかく、顔見知り程度の人間は、今まで大人しかった奴が急に本性露わにして暴れ出したみたいな感じに映っているに違いない。
そら、バスで誰も近寄らないわけだ……。
「お前は元々頭おかしいで通ってるから別に被害ないからいいけど! どうしてくれんだよ!?」
「待て。その認識は初耳なんだが」
「知るか! 旧部OBども全員ぶっ殺してやる! 行くぞ二宮ぁ!」
「お、落ち着け。今1限だぞ!?」
「離せ二宮! ……ちっ、くそがあああああ!!!」
俺の悪評を広めた先輩どもをみすみす許すわけにはいかない。
「……ようし、今日の昼休み、楽しみにしとけよ……先輩どもがああ!!」
『妹たちよ、とりあえず次回で更新はしばらく終了だ』
「面白かったら、感想や評価、ブクマをよろしくな!」
『それと山市よ、一つ疑問なんだが……』
「どした?」
『……妹系ヒロインの登場はまだか?』
「……確かになんでヒロインいないんだろうな……」




