第二幕 第1話:衝撃! 初役はみんなが大嫌いなあれ!? ミュージカル研究会の頃-汗と涙の青春ストーリー-
第二幕 全話:衝撃! 初役はみんなが大嫌いなあれ!?
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-新人-
僕:元帰宅部。歌、ダンス、芝居、3拍子そろわない珍しい新人。しかも、入部したのが2年生の時だったため、振り返るとかなり浮いた存在だった。
岩尾:高校からの親友。2浪しているフリーターだが、ミュー研に入部した。
-中人(2年生)-
松田さん:初対面の時に「俺、次の舞台で主役とっちゃうよ!」と言ってのけた自信家。実際は繊細で神経質な一面もある。一方でできの悪い後輩を気にかけ、面倒見の良い一面もあった。
夕実さん:松田さんの彼女。小柄でかわいらしく、親切な先輩。
-旧人(3年目)-
坂上さん…ムードメーカーで、みんなから慕われる先輩。コメディが大好きで、歌・ダンス・芝居だけでなく、脚本・演出まで手掛けるスター的存在
個性豊かな人物がこれからも登場します。お楽しみに!
ミュージカル研究会…これだけ聞くと、ミュージカルを見に行ったり、DVDを見て研究したりするというイメージが思い浮かぶかもしれない。
しかし、僕たちは少なくともサークル全員で観劇に行ったり、DVDを見たことは一度もなかった。
では、どうやって研究するのか…自分たちで0から舞台を作ることが、主な活動だった。
つまり、脚本もオリジナルなら、音楽も誰かが作曲し、ダンスの振り付けも考える…という具合だ。
ミュージカル研究会の練習日は火木土の週3回だった。火曜日、木曜日は夕方5,6時頃から、土曜日は昼過ぎからだった。終わるのは夜の9時か10時だったと思う。
ただし、公演の1ヶ月前になると練習が週6になる。脚本、演出をやるともなれば、1ヶ月まるまる休みはない。
僕は大学2年の時に、新人としてミュージカル研究会に入った。しかも、僕は一浪していた。
これはどういうことかといえば、同期の新人メンバーは僕より2つ年下である。さらに、一つ上の中人と呼ばれる先輩でも、僕の1つ年下だった。
この時、僕が畏怖する松田さんは、中人と呼ばれる2年目になっている。そんな松田さんは、一浪しているから僕と同い年、しかも学部も一緒ということもあり何かと縁があった。
第一幕:未知なる舞台へ! ミュージカル研究会の頃-汗と涙の青春群像劇-
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第二幕:衝撃! 初役はみんなが大嫌いなあれ!? ミュージカル研究会の頃-汗と涙の青春ストーリー-
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第三幕:最初の公演 ミュージカル研究会の頃-汗と涙の青春ストーリー-
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