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<認知症とそうでない人>

 施設には認知症の人以外にも年を取って体が悪いだけの普通の人もいるのですが、ここで問題になるのは認知症の人とそうでない人の関係です。

  認知症の人の私物は事故などを防ぐために必要最小限なのですが、自分で管理できる人となると部屋に差し入れのお菓子があったりすることがあります。


 もちろん認知症の人がそれを盗んでしまうのも問題なのですが私のいた施設ではそんなことはなく、逆にお菓子を認知症の人にあげてしまうということがありました。部屋に迷い込んできたときに「食べる?」と聞いて渡してしまったらしいのですが、これもいろいろと問題があるのです。


 もちろん悪気はなく、善意からというのも分かっていますが人が良すぎるのも施設では問題になる可能性があるのです。発覚した理由としては認知症の人がお菓子を持ち歩いていたからなのですが、まずここで職員が疑うのはどこからか勝手に持ってきてしまったのではないかということを考えます。結果的にそうではなかったのですがこれを聞くまでは窃盗という事故が起きてしまったのではないかと冷や冷やしました。


 そして本題ですが、極端な話「食べ物を死なないように食べる」ということができないという人もいるのです。最悪の場合これが死亡事故につながったりする可能性が有り、渡してしまった入所者にはそのことを伝え、気を付けてもらうように伝えることになりました。


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