<愚痴・戯言>
ここからは愚痴の詰め合わせみたいなものになります。
<残業の手順>
研修後、私は施設へ配属されたのですが配属三日目に残業に入るための手順を教えてもらいました。というよりも三日目から残業になったのでその流れで教えてもらうことになったのです。そしてその内容ですが・・・。
「定時に帰った時と同じようにタイムカードを打刻し、タイムカード上は残業にならないようにする」
というものでした。はい、確かに普通ではありません。しかし、これが教えられた内容でした。
一応、骨のある同期は自分のような打刻はせずに残業終了後に打刻すると言っていましたが・・・残業終了後に打刻しようとしたところ残業にならないようにすでに打刻されていたということが何度もあったようです。
<休憩時間の活用>
休憩時間は一時間あるのですが、私はこれを残業の短縮のために活用していました。施設では学校の時間割のように時間ごとにやることが決まっているのですが、実はこの時間に含まれていない仕事が存在するのです。
それは何かというと新しく入所する人の受け入れ用意であり、ベッドやオムツなどの準備をしなくてはならないのです。
勤務時間には毎日あることではないためベッドの用意などをする時間は想定されていません。そのため勤務時間が終わった後、すべての仕事が終わった時にようやく準備に取り掛かれるため、次の日に新しい入所者が来る場合は残業が確定します。
しかし、前にも書いてある通り残業は存在していて存在していないのです。そうなると帰りが遅くなるよりはここで残業の短縮や帳消しをしたくなるのが人情というものです。
そもそも<歯磨き>のような拒否や<パジャマ>のような拒否はほぼ毎日誰か一人以上はあることで、基本的に一時間以上の残業はほぼ毎日という状況だったのでこの方法はとても有効でした。逆にこれをやらなければ一時間の残業が一時間半になったり、一時間半の残業が二時間になったりするためベッドの用意や翌日に入浴する入所者の着替え用意は基本的にこの時間に行なうようになりました。
最後にここで勘違いしてほしくないのはこの休憩時間の活用をやっていたのは私個人だけだということです。同僚(先輩)たちは本来の出勤時間前に来てからこういった作業をし、終わってから時間通りに出勤のタイムカードを打刻。休日に出勤して作業が終わったら帰る(もちろん休日のため出勤も退勤もタイムカードの打刻はなし)ということをやっていたのできちんと一時間の休憩をとっていました。
<有給>
私のいた施設では有給取得率がだいぶ高い方で、実際さきほど施設の求人を見たところ有給取得率が高いことを謳っていました。実際私も当時の有給取得率は100パーセントです。
しかし、私は有給休暇の申請を一度もしたことはありません。なぜなら毎月決められるシフトに有給休暇を取る日が含まれていたからです。
どういうことかというと、シフトは一か月単位で作られるのですが、シフトを作成する上司が一日に出勤する介護員の人数を同じぐらいにするために勤務日、休日、有給休暇の日を決めていくのです。そのため、自分で選んだ日を有給にしたのは公務員試験の試験日の一日しかありませんでした。・・・まあ試験には落ちましたが。
そんなこともあり、もし急用ができた場合は休日の職員と勤務日を交換、公務員試験などシフト作成前に予定がわかっているときは、その日は休みにしてシフトを作ってほしいことを上司に伝えるという感じでした。そのため、公務員試験の日が休日扱いだったのか有給扱いだったのか覚えていませんが、これが私がいた施設の有給取得率の高い理由なのです。
ちなみに、勤務日の当日に体調不良等で職員が来れなくなった場合は近くの寮に住む職員が呼び出されることになります。
なお、寮は周りにはまともな店なんかないうえ、同期入社の同僚が近くて安い寮よりも遠くて寮よりも高いアパートを選ぶほどボロで汚く、まさに職場に近いということしかメリットがない寮でした。
※急な欠勤の時は呼び出されるオプション付き
<でもお前天下りみたいなもんじゃん>
介護員として就職後、研修を受けたのですがその時の担当が元公務員の施設幹部でした。はっきり言って介護自体一度もしたことが無いくせに研修では介護がいかに素晴らしいかということを語ってきます。
そして極めつけは国の決めた政策で、やり方で働いているのだから介護職員は公務員と同じとか言い出します。元公務員であるならばそれこそ介護職員と公務員の違いを分かっているだろうに・・・。
この論理で言えば労働者は国の決めた経済政策、法律の下で働いているのだから全員が公務員になると思います。
<一応専門家>
以前に新人研修の一環として外部の研修に出されたのですが、その時の講師も元公務員で自分のように現場で働いたことなく、実際の現場なんて表面でしか知らなそうな経歴しかない人物でした。
そして今振り返ると印象操作のための研修だったとさえ感じます。簡単に言うと介護職は「高尚な専門職」というようなイメージを新人に刷り込むためのような研修であったと思ってしまうのです。
利権なのか何なのか知りませんがあのような人物が講師を務め、現場を語るというのは非常に違和感がありました。
働き始める前はいろいろと都合のいい説明を受け、余裕のありそうなところを見せられましたが実際にはこんなもんです。
というより説明をしてきたのは余裕のある事務職や幹部、見学した時間も早番・遅番・日勤・パートもいる人数的にも時間的にも余裕のある瞬間だけです。切羽詰まった介護員の姿が見られる時間を見学することはできないようになっているのです。




