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放課後カフェ『狂い猫』  作者: 仁科紫
開店中
26/29

117の放課後

こんにちこんばんは。

少し遅れた仁科紫です。

申し訳ないですけど、なんとか仕上げたので許してください。


それでは、良き暇つぶしを。

 いらっしゃいませー!

 今日のメニューは重たいので、初めの挨拶はこれくらいにして、先に進みますよー!


 チェシャ「あら。そうなの?」


 そうなのです。なんと!本日のメニューは…こちらっ!


 ーーーーーーーーーー


 本日のメニュー


 ・チェシャと永信さんの会話

 ・永信さんの設定


 ーーーーーーーーーー


 チェシャ「…あー。なるほど。確かに、これは重いわね。」


 でしょう?チェシャと永信さんの会話とか内容が多いのでフルでお送りしようとすると大変長くなるのですよ!


 チェシャ「ということは…どうするのかしら?」


 え?もちろん。会話()()をフルでお送りしますよ?しかも、チェシャの猫語(笑)は日本語に訳されております。


 チェシャ「な、なんですって!?」


 その為にこれを書いていますからねー。それでは、お楽しみください。



 □■□■□■□■



『そうねぇ。何から話そうかしら。』


「まず、お前さんが初めに倒したのはどんなのだったンだ?」


『ああ。そこからね。キャロル王国の平原で戦ったネズミよ。

 大きさは…私の頭を簡単に噛みちぎれそうなくらいのサイズね。』


「…はぁ?ネズミ…っていったら、鼻先が長くて耳が小さくて丸い、手のひらくらいのサイズのヤツらだよな?

 あれのそんなサイズのやつが居るのか!?」


『ええ。』


「はぁ。世の中にはそんな奇っ怪なヤツも居ンだなぁ。」


『あら。まだまだもっと居るわよ?』


「まだ居ンのか!?」


『ええ。チリチリ鳴いて、方向感覚をおかしくする鳥には苦戦したし、大きなフクロウに空飛ぶイワシやクジラ、闇に紛れて襲いかかってくるコウモリとかね。』


「…いやァ。これは参った。

 お前さん、そんなにたくさんのヤツらと戦って勝ってきたってことだろ?」


『ええ。もちろんよ?それがどうしたの?』


「だってよ?そんだけの化け物と戦ってきたってことは、お前さん、相当に強いってことだろ?

 まったく。ヒトは見かけによらねぇとは言うが、まさかここまでとは思わねぇだろ。」


『なるほどねぇ。確かにその通りかもしれないわね。』


「そンで?今までで一番苦戦した相手は何なんだ?」


『そうねぇ。…龍、よ。』


「…は?はぁあっ!?龍、だと!?ンなの、御伽噺上の存在だろーがっ!?」


『それが居たのよね。しかも、負けちゃったし。』


「負けたァ!?…お前さん、それでよく無事だったな。」


『あら。無事じゃないわよ?死んじゃったし。』


「し、死んだァっ!?…もしかして、お前さん、猫なのは死んだかr…」


『そんなわけないでしょ。まったく。失礼ね。

 迷い人は死んでも死なないのよ?知らなかった?』


「…あー。そういや、そんな話もどっかで聞いたな。なるほど。命知らずに突っ込んでいける理由は死んでも死なないから、か。」


『そういう事。』


「なるほどなァ。…そうだ。それなら、倒したやつの中で苦戦したヤツとの話をしてくンねぇか?」


『いいわよ?そうねぇ。…個人的にはクモ、かしら?』


「クモ…?あの、虫の蜘蛛か?」


『そうそう!そのクモ!あれはねぇ。人よりも大きくてとっても脚が硬かったのよ!』


「人より…!?…街の外のヤツらはみんなデケェんだな。

 それで?脚が硬ぇんなら、何処を攻撃したんだ?」


『もっちろん、目よ!こう、グサグサ刺して刺して刺しまくったの!』


「ま、マジか…。今どき目潰しするヤツなんてお前くらいじゃねぇの?」


『あら!失礼ね!そんなことはないわよ。…多分。』


「多分って、自覚あんじゃねぇか。」


『だって、他の人の戦い方なんて見てないもの。知らないわ。』


「知らないから確証がねェってことな。…まあ、一理あるっちゃあ、あるな。」


『でしょう?ふふふ。でも、あのクモさんの脚も今なら切れる気がするわ。つまり!バラバラにする事も可能!今度、キャロルに行く時があれば、是非とも試したいわね!』


「バラバラ…!?…なんか、聞いてっと相手が可哀想になってくんな。なぁ、お前さん、敵を倒す時はだいたいどうやってんだ?」


『え?急所を一突き?』


「…。…スマン、もう一度言ってもらえるか?」


『だから、急所を一突き!』


「…いや、理屈は分かるんだ。分かるんだが…。

 お前さん、それはさすがにおかしな話じゃねぇか?急所の分からねぇ敵はどうすンだ?」


『あら。分かる目を持っているんだから、そんな時は来ないわよ?』


「…はァ?急所の分かる目!?そんなモンがあんのかっ!?」


『ええ。もちろん。…まあ、〈猫の目〉っていうスキルなんだけどね。』


「あー。スキル…スキルかァ…そうか。まあ、そういうのもあるよな。…というか、あるから納得せざるおえねぇんだが。」


『…あ!そういえば、貴方の名前をまだ聞いていなかったわ。』


「…そういやァ。そうだな。俺の名は織多永信(おりたえいしん)だ。お前さんは?」


『私はチェシャよ!』


「おぅ。チェシャ、な。…なるほどなァ。」


『?何がかしら?』


「ああ。気にすんな。これからよろしくな。」


『ええ!こちらこそ!』



 □■□■□■□■



 はい。こんな感じですねー。


 チェシャ「うわぁ。長かったわね。」


 およそ1500字と言った所でしょうか。こんなのをわざわざ猫語(笑)で書いていられないので、本編で書くのは諦めたのですよ。


 チェシャ「あー。確かに、仕方がないかもしれないわね。これは。」


 でしょう?

 ということで、お次のメニュー。永信の設定ですねー。


 チェシャ「おおー!気になるわね!」


 はい。では、さっそく行ってみましょう!


 ーーーーーーーーーー


 織多永信


 三月和国の殿様。天才的なまでのカラクリの才能と魔力操作の才能を持ち、魔導銃を開発した張本人。

 その才能と殿という立場から、幼い頃から国一番の重要人物として扱われ、親しい友人も作ることができず、思春期には少しばかりグレたこともあったが、今では国のことを考える良き殿様である。

 本人に会うには夜に城に忍び込み、退屈している永信を楽しませるという方法しかない。楽しませることが出来なければ、不法侵入で牢屋行きとなる。

 魔導銃欲しさに近付いた場合、永信は渡さない可能性が高い。その理由は彼にとって面白くないからだ。つまり、魔導銃を手に入れられるものは彼に面白いことを常に提供出来るような人物に限られる。


 ーーーーーーーーーー


 こんな感じですね。


 チェシャ「…作者?」


 はい。なんでしょう?


 チェシャ「私、危うくまた牢屋に入れられる寸前だったじゃないっ!」


 あははー。今回は大丈夫だったじゃないですか。だから、次も大丈夫ですよ。ねっ?


 チェシャ「ねっ?じゃないわよ!ねっ?じゃっ!作者はおバカなのかしら!一度あることは二度三度あるものなのよ!?今回はたまたま運よく回避出来ただけじゃない!

 お願いだから、そういうギリギリに私を追い込まないで貰えないかしら!」


 えー。それはできかねますねー。

 そもそも、それは面白い、ですか?


 チェシャ「…ぐっ。それは…面白くない、わね。」


 でしょう?なら、諦めるべきだと私は思いますよ。


 チェシャ「ぐ、ぐぬぬぬぬ。私が主人公だったばかりに…!」


 そもそも、主人公でなければチェシャは生まれもしませんでしたけどねー。


 チェシャ「…この話だと、勝てないわね。よし。諦めましょう。」


 ご理解頂けたようで良かったです。


 チェシャ「ふ、ふふふふ。でもね?私、引っ掻かないとは言っていないのよ?」


 …え。ま、まさか…。


 チェシャ「ふふふ。とりあえず、一回は引っ掻かせてもらうわっ!」


 え。ま、またこれですかぁ!?

 ちょい待って…ぎゃあああああああああっ!!


 レン「相変わらずだなー。みんなー覚えてるかな?レンだよ。

 仕方がないし、閉店作業は僕がやっておくとするかな。

 それじゃあ、またのご来店をお待ちしております。」


それでは、これ以降も良き暇つぶしをお送りください。

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