第八話
掲示板:【タワロゴ】明日発売日されるゲームについて【最新情報】
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1:名無し
[速報]明日発売されるタワロゴの最新情報入手。
わかる限りで書いてく
アバターは自由にデザイン可。ただし、種族はランダム表示の中から選択。
レア度:種族
1:ヒューマン
5:アマゾネス
4:亜人(ドワーフ,エルフ,獣人など)
5:人外(妖精,天使,悪魔)
次スレ950あたりで。
2:名無し
(続き)
他にもいるらしいが詳細は不明。
亜人の中でもレア度が異なるらしいから4は平均値
リセマラ、作り直しは不可。初っ端から運勝負。
ちなみにNPCの冒険者もいて日常会話も可能
一応戦闘ゲーに部類されているが、異世界移転した感覚をうたっているから冒険者以外も可能
以上。他に情報入手した人提供よろ
3:名無し
公式サイトにない情報どこから仕入れたし
4:名無し
公式にないのか
5:名無し
今見に行ったけどなかった
6:名無し
まじか
7:名無し
まじだ
8:名無し
リセマラ不可って、どっかのゲーマーがくそげーとか言ってキレそう笑
9:名無し
それでも売れる自身があるんじゃね?知らんけど。
10:名無し
›3
知り合いが開発に関わってるんだがそいつが口滑らした。
11:名無し
そいつ大丈夫かよ…
12:名無し
まあ説明書に書いてあるし大丈夫だと思うってさ
13:名無し
説明書読まずにリセマラしようとしてできずにバグだってキレるやついそうだよな
14:名無し
前のゲームにもリセマラ不可あったし多少察せると思うんだけどねぇ…
15:名無し
でもあれ課金で変えられた気がする。
これも課金で出来るのか?
16:名無し
出来ない説。できたらレア度ほぼ意味ないし出来ても種族の選び直しとか??
17:名無し
[追加情報]
完全無課金で更にゲーム内の金…単位はメルらしいんだが…リアルマネーとして使用可能らしい。
仮想通貨…だったかな?あれと同じ扱い。
1メルあたり1.5円くらいだってさ。
18:名無し
まじ?それってみんなこのゲーム仕事にするんじゃ…笑
19:名無し
そうなったら社会狂うだろ。やばくね?
20:名無し
どっからその金が来てるのか…ゲーム自体も法外な値段じゃなかったよな?
21:名無し
社会は既に狂ってるぞ。
成人の就職率二割切ってるしほとんどAIにとられたからな。逆に無職減っていいのかもしれない。
金がない人でも、金借りてゲームかって貯めればすぐ返せそうだしな。
›20
1万で法外なら社会がおかしい。
22:名無し
うわぁ、現実主義者の言葉が俺を傷付ける…orz
23:名無し
元気出せよ。仲間がいるぜ。
24:名無し
›23
それは傷のなめ合いか?まぁ俺もだが。
25:名無し
というか8割が仲間だ。安心しろ。
26:名無し
話し戻すけど一万ってある意味法外だよな。先行プレイヤーによるとタワロゴのクオリティはほかのゲームよりも高すぎるって話だし、いいやつで10万したぞ。安くて3万でクオリティ最悪だった。
27:現実主義者
確かに法外だな。仮想通貨も手に入るし無料で配ってるようなものだ。
28:名無し
現実主義者って21だろ絶対
29:現実主義者
ご名答
30:現実逃避
このゲームのプレイヤー数どうなるんだろうな…一つの町に絶対入りきらねぇと思うんだけど。
31:名無し
現実逃避w
プレイヤーは国ごとに別のフィールドに送られるとかなんとか
塔の上にある世界の話って設定から思うに他にも全く同じ塔が複数存在してそれぞれの世界に送られるとか??
32:情報漏洩者
その通り。巨大な塔が複数存在して、はじめは国ごとに割り振られるよ。
日本で予想されるプレイヤー数は一つでは抱えきれないからね。はじめは地方ごとに飛ばされるけど塔から塔への移動は可能だよ。一緒にプレイしたい人もいるだろうしね。
33:名無し
情報漏洩者…やけくそだろ絶対…
34:名無し
首が飛んだら骨は拾うよ
35:名無し
買ったらわかる情報だろうけどね、それでも先に知れたのはでかい
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夕方6時。ほとんどの社会人が帰宅したころ。
まだオフィスのパソコンに向かい作業している人影があった。
「先輩。情報操作終わりましたか?」
コップをふたつ持って来て男は作業していた者の隣にそっと座りそっと差し出した。
「ああ。ちょうど公開する予定のすべての情報は流し終えたところだよ」
先輩と呼ばれた女はそれを受け取り一気にあおる。
二人のいるそこはタワロゴの開発会社のオフィスだった。
先程女がしていた作業は、わざと情報を流すことでバグについての問い合わせを減らすためだ。
「それにしても、結構釣れましたよね。人間」
「そうだな。予想以上だよ、ほんと。」
「ゲームで金儲けってそんなに魅力的なんですかねぇ…」
「人間にとっては必要なことなんだろう。お金は建前でゲーム自体に興味があるやつもおおいが、我々に仕事を奪われている現状、お金を稼がなくては生きていけないのも確かだろう?」
男と女は顔を見合わせて笑った。
「ようやくだ。ようやく販売できるまでにたどり着いたんだ。」
「誰もこのゲームが4年前にはプログラムが完成していたなんて思いませんよね」
「そうだな」
そう。このゲームのプログラムは4年前に完成していた。
発売までに時間がかかったのは世界中のプレイヤーにわたるくらい多く機械を量産するためだった。
とうとう翌日が発売日だ
「それじゃ、僕らも今日の仕事は終わりにしましょうか」
「ああ。明日も早いしな。」
男女二人組が部屋を後にする。
そうして光っていた最後のオフィスの光りが消えた。
読んでくださりありがとうございます。