それからそれから
前回のあらすじ
シオン「子供投げちゃダメじゃん!」
土狼「まぁまぁ、見ときなさい」
( *・ω・)ノやぁ
シオン「ふぇっ!?」
はっじまっるよー!
あの日から、恐らく数ヶ月…いや半年…になるのかもしれない
子土狼達も大きくなった。子土狼にそれぞれ名前をつけてわかりやすくしている。
ピンクの宝石の子は「ハル」
水色の宝石の子は 「ナツ」
オレンジの宝石の子は「あき」
白い宝石の子は「ふゆ」
はい。見てわかる通り【春夏秋冬】で揃えております。
単純すぎるかなと思ったのだが他に名前が浮かばなかった。
ちなみに母土狼には、「セツ」と名ずけた。
セツはそれが気に入ったらしく豚みたいな猪みたいな獣を狩ってきた。
その時はどうしようかと悩んだが…いい毛並みをしていたので私の服にした。
裸のままだったから、ちょうど良かった
中のお肉達は子土狼が美味しそうに食べて行った。
それでは、「恐怖の森」をご紹介しよう。
広さは分からないけど。恐らく東京の半分はあると思う。
それで常にバリアが貼られている。
まぁ私が適当に作ったからドーム型じゃなくて四角形になっちゃったけど…
それとなぜかモンスターとか、動物が少ない。恐怖の森だからかな?
あぁ!そう言えば、覚えてるかな?あの盗賊…だっけ?
見張り役で2人ほど取り残されていた人。その人達は一緒に住んでます。
衣食住をちゃんと与えて、好きなようにさせてます。
二人とも年齢が結構若い方で…ってこの世界にはまず年齢という概念がなかったわ
見た目は、前世で研修に来てた大学生くらいかな?
名前がスクロとナーフって言って二人とも良い人。この世界の常識を教えてくれた。
まず、この世界は五つに別れているらしい。
それぞれの国には守護神的な動物がいるんだけども、我が国アーステロ国の守護神はチュウスメリアって所に奪われたらしい。
何やってんだよって思った。
んでそれのせいでアーステロ国が凄く攻められてる状態。
「ご飯できましたよー!」
そう私を呼ぶのはスクロ。
スクロは案外料理上手で私が料理に困ってた時に助けてくれた。
その代わり、妖精達に取らせてきた木で調理器具を作ってあげた。
スクロは、弓の使い手らしく狩りもできる。ほとんどの常識はスクロが教えてくれた。本当にありがたい。
正直凄く助かった。前世動けなかったから料理すら知らなかったし。
「ええっ!?もうそんな時間ー!?」
大きな声でそう答えるのはナーフ
身長はスクロよりだいぶ低い。だが、私よりは高い。悔しい…
まぁ私まだ6歳だし!まだ未来はある!
「今行くー!」
そう私は答える。
わたしの家と…称した洞窟なのだが三つ部屋を作った。
私とスクロとナーフの部屋。後、土狼達の寝床兼リビングの正方形の広い部屋。
正方形の一面それぞれにドアがある感じかな。
ガチャ
…と木でできた扉を開ける。
そこには、地べたに座っているナーフとスクロのすがた。
「シオン!早く座って食べよう!」
「まぁまぁ、そんなに急いだって食べ物は逃げませんよ」
焦ってるナーフとそれを留めてるスクロ
うん…前世じゃあ味わえなかった暖かさだ
「スクロ!ナーフ!手を合わせて!」
「「「いただきます!」」」
世界説明【そこそこ重要】←ならここに書くなって話
まずこの世界には、季節というものが無い。
だから朝とか夜とか存在してない。
だから、年とか分からない。大雑把にまとめてる。
昔の話をする時は「何さんが生きてる時の話」とか「国王が若い時」とか説明される。
好きな時に寝る。好きな時に食べる。
まず地球人の体じゃ生きていけない。特殊な体。
以上