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詩、あるいは詞

妄想彼女

作者: 志賀飛介

頭の中に女の子

わちゃわちゃわちゃわちゃ

楽しそうに

笑っている


僕も楽しくなって

会話も弾むね

現実世界とは大違いだ


冴えない男を受け入れてくれるのは

いつだって妄想だね

いつもそうだね


妄想彼女

現実にはいない彼女

だけどどれほど僕を支えてくれたことか

今までありがとね

僕は頑張るから

もう少しよろしくね

僕の妄想彼女


頭の中でお散歩

きゃぴきゃぴきゃぴきゃぴ

嬉しそうに

はしゃいでいる


僕も嬉しくなって

どこへだって行けるね

現実世界よりもっと遠くへ


冴えない男が大胆になれるのは

いつだって妄想だけ

妄想だけ


妄想彼女

現実に落ち込んだ僕の

そばで話を聞いてくれたのは彼女

今までありがとね

僕は頑張るから

もう少しよろしくね

僕の妄想彼女


悩んだり落ち込んだり

自分に嫌気がさしたり

誰にも言えないことも彼女になら言えた

ごめんね

そんなことないとか君は悪くないとか

そんな台詞ばかり言わせてごめんね

僕の妄想彼女


妄想彼女

現実にはいない彼女

だけどどれほど僕を支えてくれたことか


妄想彼女

現実にはいない彼女

いつかあなたの物語を書こう

今までの感謝と共に

僕は頑張るから

そして今日も思う

僕の妄想彼女


頭の中に彼女がいるとか気持ち悪い……(笑)


安心して下さい、フィクションです。

妄想はしてますが彼女まではいませんよ。妄想はしてますが。




さいごに

おそらく30作品目!他の作品も見てくれたらとても嬉しい!

『雨音と晴太のワンダーランド』はもうしばらくかかりそうです。。。

今日あたり別の連載小説を投稿するかも知れません。

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