序章
脳波検知技術の飛躍的進歩により、直接人の脳がネットワークに接続するようになって30年。
諸々の技術革新も進み、生命倫理がどーだロボトミーがなんだと声高に叫ぶ特集がテレビで放映される事も少なくなり、このようやく一昔前のケータイくらいの普及率かなぁ、とか自分が生まれても居ない時代を想像してみたりして
今の自分より年上の人達の反応は割と様々で、でもやっぱり20歳上の方々で使ってる人は半分、積極的に遊び倒してる人はそのさらに半分といった所か。
というか、これだけ最新技術使った端末がぽこぽこ出てもテレビラジオはまだまだ現役なのねー。
それはともかく
今その脳ミソ弄り系遊技端末において爆発的に流行し、アニメ漫画据え置きゲームと様々な媒体でメディアミックスされるカードゲームがありまして。
語り手である私めもその虜であるわけなのですが、
何が凄いってリアリティ。脳にダイレクトに響くわけですし。
今からお話するのはそのとてもとても痺れるカードゲームで私が体験したお話。
まず導入はこれにて。
100年たってもラジオは現役ですしもう100年くらい現役なんだろうなーとか考えつつ。