第1話・つまりプロローグってのは本来こういうもんなわけだ
こんにちわこんばんわお久しぶりです初めまして。
新たに連載を開始いたしました。
前作からお世話になっている皆様はこれからまたよろしくお願いいたします。
今回からお世話になる皆様は今後よろしくお願いいたします。
それでは本編をどうぞ。
真っ白な空間
何も無い、ただ真っ白なだけの空間が広がっている場所
それ自体はいつもと変わらない光景
いつもと同じように、ほぼ毎日やっていたVRMMORPGの「ファンタジーゲート・オンライン」
前面部分がアイマスクのようなもので覆われたヘッドセットを装着し、ゲームが起動すると最初に起こる現象。
視界が光に包まれたように真っ白に染まり、眩しいくらいの白い世界からそのゲームは始まる。
だから視界がひたすら白に包まれていても、それはいつもと同じこと。
いつもならやがて輪郭が浮かび上がってきて、現実かと見間違うような、それでいてどこかゲームだとわかる不思議な違和感のする光景が浮かび上がる。
今日はまだ輪郭すら浮かび上がってはこないが、何かのイベントが始まる時だったり、周囲に多すぎるほどのプレイヤーがいれば読み込みに時間がかかるものだ。
だからいつもより少しくらいその世界にいる時間が長くても、それは別に不思議なことではない。
この空間に入った直後は、一瞬だけ感覚が狂うのもいつものこと。
上も、下もわからない。
進んでいるのか、退いているのかもよくわからない。
浮かんでいるのか、落ちているのかだって、感覚が無いからわからない。
背景が見えてきて、地面が足元にあることを理解して、やっと自分がどんな状況なのかがわかるのだ。
だから何も見えないこの状況では、自分がどこに向かっているのかなんてさっぱりわからない。
その全てが、いつものこと。
不思議に感じることなんて何も無い。
強いて言うなら、少しだけ肌寒い感覚が襲ってくることは不思議であったのかもしれない。
通称FGと呼ばれているこのゲームでは、一定以上の感覚は感じないようになっている。
暑さも、寒さも、痛みでさえも
いつもよりほんの少しだけ、周囲の寒さを感じるような気がしている。
風が少し強いせいかもしれない。
感覚だけが段々と覚醒してくる中で、自分がどんな状況なのかだけが理解できない。
まるで空を飛んでいるかのような、不思議な浮遊感。
今感じることができるのは、寒さと風と、浮遊しているようなこの嫌な感覚だけ。
「まるで空を飛んでいるみたい……なんてな」
誰に言ったわけでもないのだろう。
この空間にいる限り、他の誰かに会うようなことは絶対に無い。
そういう設定の場所だから、そんな恥ずかしい台詞も気にせず言うことができる。
「……お、やっと見えてきた」
気楽にただ流れに身を任せていた彼の視界に、やっとぼんやりとした景色が見え始める。
白い世界はまるで煙のように境目をはっきりとさせ始め、その向こう側に広がる緑色が表示され始めた。
彼がいつもログインした時に出るのは、街中の教会、そのわきに広がるサッカーグラウンドのように短く揃えられた芝生の上だ。
緑色はいつもより少し遠くに見えるような気がするが。
やがて視界ははっきりとしていき、白い世界は急激に色を持った鮮やかな世界へと変化していく。
彼は、その光景を見て思う。
「死ぬうううぅぅぅ!?!?」
彼の視界に映っているのは、遥か彼方に見える地面。
彼は、大地から遥か上空、雲の中からこの世界に表れた。
この日、見えるはずの無い真昼の流星が、世界中の人々には見えていた。
初めて読んだ方はタイトルの意味がわからないと思います(笑)
これからよろしくお願いいたします。
誤字脱字ありましたら気軽に教えてください。
文法やここ意味わかんねーぞボォケェも教えてください。
寒い、つまらん、死ね、などはできるだけ優しく具体的に長くなってもいいので教えてください……