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プロローグ

前作『魔王な彼の悪女教育』の続編です。

読まずとも楽しめますが、もっと楽しみたい方は

下のリンクコピペか、目次の作者名「ソラ」を押して出てくる作者ページから前作をご覧ください☆彡


『魔王な彼の悪女教育』(全10話+番外編1話)

https://ncode.syosetu.com/n7777hs/

白衣の衣擦れる音。

柔らかく、何度も重なる唇。

研究室の薬品の匂いに交じる、何だか甘いようなルヴァイの香り。

自分のものとは違う、思っていたより逞しくて、優しい腕。

柔らかく、嬉しそうに笑って。

私もなんだか、すごく、幸せだなぁって思った。


ある日突然私の隣に座ったルヴァイと、

そのまま一緒に授業を受けるようになって。

放課後に歴史を教えてくれたり、

研究室のみんなで夜な夜な秘蔵のお酒を飲んだり。

意地悪で頭にくるときもあったけど。

思ってたより優しく、魔力の使い方を教えてくれた。


人に頼ることを教えてくれて。

誰かに甘えることを教えてくれて。

私に、しなやかな強さを教えてくれた。


ルヴァイは私の毎日を、鮮やかに彩ってくれた。


だから、これからは私が、あなたに何かしてあげたかったのに。



お願い、帰ってきて。


紅い指輪のような模様が入った指を、ルヴァイの力の無い指に絡めて手を握り、祈る。


何年も、何百年も、待ってきた。

私達はこれから、一緒に時を刻むんでしょう?


また一緒に授業を受けて、

一緒に研究して、

夜な夜な乾杯しようよ。


―――復習だ、エリィ。得意だろ?


放課後、一緒に過ごしたあの時を思い出す。


そう、大丈夫。

きっと一緒に。


同じように歳を取って、同じように皺を刻んで時を重ねて。



きっと、穏やかな老後を、一緒に過ごそう。


前作より見に来てくださった方、本当にありがとうございます!!

続編『魔王な彼の悪女研究』スタートです!

完結済み、前作よりちょっと長めです。

すこしでも本作で楽しい時間をお過ごし頂けると嬉しいです。

しばらく連投予定ですのでぜひまた見に来てください☆彡


まだ前作をご覧になっていない方も、ここまでご覧下さってありがとうございます!!

前作は番外編1話と合わせて、全11話完結済みですので、

よかったらそちらもご覧くださるととても嬉しいです。

一応前作読まずとも楽しめますが、このプロローグを見終わったあとからでも問題なく楽しめますので、ぜひご覧ください!



前作は下のリンクコピペか、目次の作者名「ソラ」を押して出てくる作者ページから飛べます!

どうぞよろしくお願いします☆彡


『魔王な彼の悪女教育』

https://ncode.syosetu.com/n7777hs/

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