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転生から学院入学試験まで

前回のあらすじ:風邪で死んで異世界でなく2000年後の地球に神と転生するはめになった。

ドガン!


 鈍い音がして頭から地面に衝突した。隣では神が綺麗に着地していた。傍から見ればこの絵面は酷いものだと思う。


「到着しました。」


 そう言って神はニッコリと笑っていた。巨大な穴に落とされ頭から落ちたからその笑顔が少々ムカついた。

 俺らがいた場所は普通の一軒家のリビングのようで、本当に転生したのか不安だったが外に出れば分かる事なので今は身辺整理を始めた。神に聞けは分かる事だが自分の目で見るまでは信じられないので今は保留にしておく。

 そういえば俺の職業が剣士と銃士なので武器が気になった。そりゃあ、お年頃の少年ですから、剣やら銃やら使ってみたいよな!だから整理中に聞いてみることにした。


「なぁ神様よ」

「私は神様という名前ではないです!アテネと呼んで下さい。」

「分かった。じゃあ、アテネ、俺の武器ってあるのか?」

「えぇ、ありますとも。最高の一品が!」


 案外大きい胸を張って言われたので期待をしてしまった。


「コレです!」


 そう言ってキャリーケースから二丁の拳銃を出したがそれだけだった。剣と銃だと思っていたら銃だけ出てきたので少々ガッカリした。だが、次の説明が凄まじかった。


「この武器は、念じれば剣にも銃にも変形するのです!それも二丁なので二刀流にもなるという訳です。すごいでしょう。更に、今なら神の加護が付いてくるのです。どうですか?今なら2000で売ってますよ!」

「金取るのかよ!てか、安過ぎだろ!」


 どこぞのテレビショッピングのようなノリで言われたので普通に引いた。だが、性能が強いので、嬉しかった。

 それから、黙々と一時間作業して一段落ついたところで、アテネが話しかけてきた、


「これからここで私と暮らしてもらいます。そこは説明したので分かってますよね。そして、あなたは東ケルディア学院というところに通ってもらいます。その、入学試験が二週間後なのであなたには剣と銃の扱いをマスターしてもらいます。筆記試験は簡単なので覚えれば誰でも出来ます。ですか、メインは実技試験なので二週間で扱いをマスターしてもらわなければいけません。なので明日からみっちり叩き込みますね。覚悟していて下さい」

「逃げようとしたらどうなりますかね?」

「殺します」

「マジかよ」

「マジですよ」


 そうして二週間みっちり叩き込みまれた。本当に勉強は基礎中の基礎しか教えられなかった。だが、稽古だけは、ほとんどスパルタ式だった。剣術は習っていたので問題なかったが拳銃は使った事など一度もないし二丁拳銃なので扱いが難しかった。ていうか、サボろうとしたら剣で殺されかけたので冷や汗ものだった。

 更に、初めて外に出たとき俺は絶句した。なぜかって?そりゃ、外に出れば普通の街並みなんだぜ。それなのに、街の周囲には大きな壁があって初めて見たとき俺は「ウォール○リアかよ」って叫んじまった。その時の通行人の目が可哀想なものを見る目だった。


 なんやかんやあったものの無事に入学試験当日を迎えられた。あんなスパルタ式の稽古をやってきたんだ自身があるから自分の愛銃を持って試験会場に入っていった。

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