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幼馴染という関係
莉花と想太は幼馴染。
今日も宿題忘れて・・・・・・・。
あーあ、仕方ないなぁ。
「莉花、行くよ!」
「待ってよ、想ちゃん!!」
私たちは、幼馴染。昔も、今も。
ずっと変わらないって、そう、思ってたんだ。
私、永尾莉花、中3。
国語と社会と音楽が得意かな。
あと・・・
「莉花、悪ぃ!!課題の問題集写させてくれ!!」
・・・こいつは、川原想太、通称想ちゃん。ちっちゃい頃からの幼馴染。
「また、忘れたの?」
想ちゃんがこうして、私に頭を下げるのは何回目になることだろう・・・・・。数えたことはないけれど、ものすごい数になるだろうから、数えるのはやめておこう。
「はい、忘れてしまいました・・・。今度アイスおごるから貸して!!」
「・・・仕方ないなぁ。」
ため息をつきながら問題集を想ちゃんに渡す。
想ちゃんは、顔を上げると、パッと顔を輝かせた。
「サンキュー!!すぐ返すから!!!」
ホントかなぁ・・・?
私たちの関係は、こんな感じで、仲は良かった。
作者から
莉花と想ちゃんは、同じクラスです!
最後まで見てやってくださいね。