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バッツの冒険記  作者: 寿限無
ミドルディア編
7/142

デリン叱られて絶望

ミドルディアの生活


卯月 サクラの開花とともにデリンとウイン

そしてバッツは新住居での生活を始めた。

貴族街といわれる王宮に近い場所だ

ミドルディアの王宮は都市の東部にある

王宮次に貴族街 中央に商人街 中央南に職人街、南の職人街の他は

一般住宅と3500万都市のミドルディアを支える農家の家々が

斜面に沿って建設されている


貴族街にあるバッツの初級魔術学校への入学は長月であり当面問題はない

結局執事 メイド4名 マナーの専門官はアゲインから押し売りで来た

直接雇用したメイド2名も実はアゲインからの紹介だ 

執事レア ドムスは60近い年齢から出る知識はこのミドルディアでの生活になくては

ならないものだ


あこがれのきぞくせいかつ


いうやつだが儀礼 マナー 立ち振る舞いがどこにでもついて回る生活は心労との

戦いである 父が困っている


例えば バッツの入学案内の意味がわからず メイドに聞こうと

デリンが【ここに座ってくれ】 

メイドが引きつった顔で来た、次に言われる言葉は貴族の常識なら

【君解雇】である


そんなことを知らないデリンは、たっぷり練習して威厳あるのように

【これは何を用意したらよいのか】

と入学案内のある部分を指さす


当然直接は苦情を言わないもの 執事レアからは 

”呼びつけて座らせるのは解雇の時ぐらいだ” とお叱りをうけた

デリンが謝罪のため謝ろうと席を立つとまたレアから 

”わたくしがここにいるのに無視する行為でやってはいけない”

更にお叱りを受けるありさまである


メイドには ~をやってくれと指示を、執事には相談と指示をしろ

ということなのだと理解するのにまる4か月

そうならそう言ってくれと連日ぼやいてる 今もだ


また執務室にいろと言われたって出てきたばかりの田舎者のおのぼりさんに

会いに来るものは少ない。

挨拶の練習、典礼の練習、マナーの確認 貴族の組織図作り

毎日が憂鬱だ バッツにすらぼやく

当然面会を求めるものは少ないのでひたすら反復練習だ


ウインのほうは息子バッツのこと以外はうまくやっている

他貴族への挨拶はウインが回っている こちらは大忙しだ

執事レアが貴族たることを求めるのに対し、ウインは自分のやりたいことをやれ 

ただ周りの人がいて自分がいることは忘れるな

この2点が重要で貴族生活にはこだわりがないようだ


長月にバッツの入学準備に忙しいころ ウインの妊娠が発覚した

バッツは9月で4歳(数え年のため9月1日に一つ年を取る)

しかし入学は待ってくれない

無事にながったらしい挨拶がおわり、貴族方とのうざったい褒め殺しの会話と

意味のない家の格付けランキングがおわり

自宅に疲労の色を隠さず魔術初級学校入学からバッツと妻ウインと戻ったところ


、、、死刑宣告が待っていた


執事のレアから明日のご予定ですと 大量の面会希望者のスクロールであった。


何本とかではない玄関を埋め尽くしていた

明日より貴族生活が本格的にスタート

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