アッパーディア到着
アッパーディア到着
フキガミ村を出発して10日 中間地点のアッパーディア市に来た
ここは中継都市ということもあって、物資の流通に使う馬車がひっきりなしに通る
ここで調査官ルーデルは丸1日の休息をとるためホテルアッパーディアについた
ここで護衛が交代、ミドルディア方面の護衛騎士と交代する
ホテルアッパーディアの3階 304号室へ 調査官ルーデル 父と母とバッツの4人と
新たな護衛4名の8名で宿泊する
ホテルの1室ではバッツ、ウイン デリンと護衛の騎士2名がいる
騎士の一人
【失礼 デリン殿はミドルディアにお越し、、、あいやお見掛けしたことがあったかとおもわれたのですが】
デリンは経歴を話す
以前にミドルディアの上級戦士訓練学校におりました
残念ながら戦士に名慣れぬ成績でフキガミ村の開墾を志願したところです
疲労軽減のスキルは開墾には役立ちましたといっていた
もう一人の騎士
【奥様のほうは】
ウインは私は残念ながら魔術は火のみで初等魔術しか使えません
なのでこのアッパ-ディア初級学校まででした
それを聞いていた騎士アゲインは
【左様ですか、、ミルドディアに到着後早急に貴族のマナー専門の教官を雇われたほうがよいでしょう あとはメイドは2名は必要です】
デリンとウィンは顔を見合わせる
【いかほどの。。。。】不安そうな顔である
アゲインは【心配されるな、そのために私が、、、騎士が護衛しているのですよ】
と笑顔で話しかける
ミドルディアの騎士は戦士として戦うだけでもなくこういった貴族社会の常識
事情通でないとなれない
このアゲインも親が騎士として非常に優秀だったので1代貴族になった
デリン、ウインの悩みはわかっていいる
アゲインはミドルディアの貴族生活について話す
【月に金貨30枚の支給があります そのうち12枚で マナー講師週2回で4枚】
【メイドは2枚 それが2名必要です
【生活の資金 主に食事ですがこれは16枚見ておいてください】
【残りの金貨4枚が予備費になります】
【お付き合いで金貨2枚は必要ですし、服飾、贈答品がありますから余裕はありませんね】
【バッツ様の就学については費用は掛かりません。ご心配なく】
アゲインがそれまでにこやかな顔を真剣な顔へと変える
【貴族の役割はいかにしてミドルディアを富ませる方策を考え実行するかですよ】
【どのようなことミドルディアでされるか、これは貴族の責務ですので】
【頼ることなくお考えいただきますように】
デリンは頷き、ウィンは途方に暮れている