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バッツの冒険記  作者: 寿限無
ミドルディア編
3/142

別れの予感

文章書くのって難しい。

翌日

アレン村長が朝訪ねてきた

【結果はどうであった デリン、ウイン】


しばらくの沈黙後

ウインはしっかりとした口調でアレン村長に話す

【全属性魔術師です】

アレンはうつむきながら【ミドルディア魔術組合に報告しておこうと】ため息交じりだ

【近いうちにミドルディアから使者が来るとおもうがそれまで、、、、、、】


ウインの顔を見つめて   【寂しくなるな】と声をかけた

デリン、ウインともそれ以後は無言だった


顔を見ればわかる両親とも一晩中泣いたのであろう

目は充血し、鼻の下は真っ赤であった

バッツはその光景を覚えている バッツ自身はにこにこと笑っていた


アレンはアザラン夫妻とバッツとともにミドルディア魔術組合と通信で連絡を取る


ーーーーミドルディアの魔術協会へつないでください 魔術師の誕生です

それではつなぎます

ーーーーフキガミ村のアレンです。村長です

はい ミドルディア魔術組合です。 どういった御用でしょう

ーーーー村の子供に魔術師がいました 3歳の男の子です

3才!!ちなみに魔術はどれをつかっていますか?お手元に魔術の表があります?

ーーーー私にはよくわからず

ーーーー上級戦士学校を卒業したものの子供です、そのものが申すには、、、

ーーーー全属性魔術が使えると

繰り返してください

ーーーー全属性使えるといってます

村長自体は確認されてませんか?

ーーーーしてません 昨日わかりました

こちらから連絡します その場にいてください

そちらからの通信を切ってください

ーー


1時間ののちミドルディア魔術組合から通信が入る


ーーーーアレン村長かね? 私は上級魔術協会のルーデルだ

フキガミ村のアレンです。村長です

ーーーー3歳の子供が全属性魔術をつかうと これでいいのかね

はい

ーーーーいたずら通信ではないかね?

はい 魔術師の妻が言っておりました

ーーーー魔術に詳しくないとのことだったが上級魔術師にきいたのかね

父は上級戦士にはなれなかったといってました

母本人から聞きました 火の魔法が使えます

ーーーーふむ 私が行こう あと必ず夫婦には村にいるよう伝えてくれ


ミドルディア魔術学校からの正式な調査がアレン村長の報告から1月後に来た


調査内容は報告のあった属性魔法の確認であった

実際に全属性使えることを確認したルーデルだが

2つほど問題が発覚した

一つはバッツが親と離れると途端に状態が不安定になること

もう1つ 不安定な時は使える魔法が単独ではなく合成魔法と呼ばれる

複数の属性を組み合わせる魔法が土と火属性において確認されたこと


通常なら15歳からの上級魔術学校から習うことが3歳でできてることが

異例中の異例だ

調査官ルーデル ミアータは緊急の通信魔法で対処方法を相談していた

単独でミドルディアへ行くには幼すぎる年齢を考慮してほしい

と通信相手に話していた


1週間後結果は出た ミドルディアから通信魔法により決定された内容とは

両親とバッツ3人でミドルディア行きと生活資金の支給

住居の提供 1代貴族称号の授与が決定した。出発は3日後だ


ルーデル調査官から アレン村長、 アザラン夫妻 バッツの4人のみに

伝えられたものである

フキガミ村の自宅、農地、家畜は村の住人に分割して与えられることになった。


フキガミ村の馬車乗り場には村人が総出で見送りに来ていた

わずか100人に満たないがこの村始まっての1代貴族でありおそらくは

このまま帰ってこないアザラン夫妻とバッツとの別れを惜しむためだ

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