表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
バッツの冒険記  作者: 寿限無
ミドルディア編
2/142

魔術覚醒

https://25511.mitemin.net/i352243/

ゲイザプルの地名入り地図

挿絵(By みてみん)

ミドルディア国 フキ地方 フキガミ村自宅到着


デリン

【護衛ありがとう では報酬の金貨2枚だ】といって渡す

サリーは受け取り 【おめえら帰るぞ】といって颯爽と去っていく

フキガミ村の馬車置き場に向かい フキナカ町まで帰っていった


自宅に戻ったウインは家に入ると2週間の休みから通常の生活に戻る

家の中は清掃されておりバッツ用のベット、料理も3日ほどある


デリン

【隣のマーサさんかな あとであいさつしておこう】

【それよりさっそくお昼にして体力と魔力の補充をしておこう】


【ウインはそのまま休んでいてくれ】

【少しでも早めに寝て魔力の補充をしないといけないからね】


【私は農作物の見回りと あと家畜の世話もだな、仕事は山積している】

デリンは農作業の支度をしながら

【さて出かける】

【ウインはここにいてしっかり食事と休養を取っていてくれ】

バッツは母ウインの母乳を飲む

何事もなくフキガミで過ごしたバッツ

1才になり歩き出し2歳になるときは言葉は話せなくても聞き取りが

できるようになった

聞こえていてもその言葉通り覚えているが当時は記憶だけしていてよくわからない


しばらくそういった普通の日常の中、小さな異変が起きる


バッツ3歳の時だ


魔力覚醒


バッツは3歳になった

1才のころには歩けるようになり それ以後は母のあとをついて歩きながら次第に

大きくなるバッツ

この頃になるとバッツは一人で家の外に出れるようになり、家族で出かけることも

多くなった

普段の両親の農作業中は庭に出ていつもの通り遊んでいたが、突然音を立てバッツ

ごと1mほど盛り上がった

父とと母は農作業中異音に気づき戻ってきた


デリンはよくわからなかった

何が起こったかよくわからない


いったい、、、、、、なんでこうなるんだ


バッツが私たちに話しかける

【できたよ 土魔法】わらって話しかける

【お母さんが聞かせてくれたでしょ 土魔法のやりかた】

【でも疲れるよ これ】

デリンは考える どういえばよいか、

知っている魔術師はこうだ


男は10歳をめどに自身の魔力を魔術に変換できるようになる

同時に身体の成長をむかえるだったか?

このころから身長が2m前後まで伸び髪の毛が真っ白に生え変わったら

魔力を使って魔術の行使が行えるスキルを覚える、、、、、、だったか


戦士の学校には行ったが魔術学校へは行っていない 習った知識だけだ


女も10歳をめどに同様だが 肉体はあまり成長せず 髪の毛の色も変わらない

魔力を使って魔術の行使が行えるスキルを覚えるはずだ


デリンは口にはださない どういえばいいのかわからない

うろ覚えの知識で自信がない


ウインは考える、、前にとっさに行動した

【バッツ危ないじゃない 怪我したらどうするの】

しかりつけるがすぐに盛り上がった土から抱きかかえた


そして2名とも黙り込んだ


そして異音を聞きつけ村から村人たちがやってきてがやがや騒いでる

その中から村長 アルベがデリンに話しかけた

アルベ村長はこれはいったい、、、 特に学校も出ていない村長では

デリン以上にわからない


【この村出身で戦士学校でたのはお前とサリーだけだ 説明してくれ】

とデリンに説明を求める


デリンはうろ覚えで正確ではないとおもう

話すなら、妻のウインは初級の火魔法だけだが魔術が使える

ウインのほうがいいと思っていた


アレンはなおも【なあ 早く教えてくれ】うろ覚えの知識に自信はない

デリンは黙っている

しかしアレンはどうしても聞きたそうだ


デリン

【魔術ではないかと思いますが、よく確認して。。。。。】といったところで

すかさずウインが割って入る

【違うわ 魔術じゃないわ そんなことないわ だって10歳にはなってないもの】

あと何かぶつぶつ言っているが バッツは聞き取れない


ウインが魔術ではないといった理由を後から聞いた

魔術を使えるようになると、このフキ地方ではなくミドルディア最大の都市

ミドルディアの魔術学校に問答無用で送られる

拒否不可能で離ればなれになる

ウインはそれを何としても避けたい なんとしてもだ

いまも抱きかかえてるかわいいバッツを手放したくない

初級学校にいったウインは魔術を使ったことはわかっていたが話そうとしない

デリンの様にうろ覚えではなく実際に今でも火魔法だけだが使える


硬直した空気を破ったのはバッツ


【お腹すいた】父と母にかわいらしい声が聞こえる


ウインは黙っって家のなかに入った

デリンはウインと相談してから決めようと思い

【お騒がせしました 妻が混乱しているようです 皆様もおかえりください】

そう告げると家に入っていった


相変わらずウインは黙ったままだ

やがて村人たちは一人また一人、それぞれの作業に戻っていった


村人が一人もいなくなると自宅ではウインがにバッツに魔術を使ったことを攻め立てた

【なんで ねえ なんでバッツ 魔術を使ったの?】

【外で使っちゃダメって 何度も何度も何度も。。。。】

バッツは【使えるからつかえばいい】といって母が困っている


デリンはうろ覚えの知識よりウインに確認する

【ウイン しっていたのか?魔術を使えることを】

ウインが振り向く 泣き崩れた顔で そして黙っている


デリンも沈黙


デリンは察した そして話しかけた

【いつからだ?】


 デリンは繰り返す

【いつからだ?】

ウイン

【。。。。2歳の誕生日 誕生日キーケのろうそくにに火をつけたのバッツだもの】

【そのあとは氷を作って顔に当てた、暑いときには自分で風を作ってた】

【花に自分で作った水をあげてた 小さな土を固めて 転がして遊んでいたわ】

デリン

【雷は?】

ウイン

【まだ。。。だと思う】その瞬間 バッツから閃光が走る

そして 台所のかまどの薪に命中 煙が上がった

デリン

【全属性魔術師か そうかそこまで習熟してるのか たった3歳 いや 1年でか】

ウイン

【ええ】


ウインの態度はデリンにも当てはまる【私にも抱かせてくれ】


デリンも顔をくしゃくしゃにして泣き崩れ、またウインもそれを見て泣き崩れた

そしてその夜バッツを寝かしつけたあと、バッツのことを二人で夜通し語り明かした


デリン アザラン 父 20歳

ウイン アザラン 母 21歳

バッツ アザラン 長男 0歳

サリー アレン 盗賊

アルベ アレン 村長


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ