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バッツの冒険記  作者: 寿限無
地図作りながら冒険者始めました
136/142

バッツ大公53才 ラブレスとアレドニア

【私はバッツ ミドルディアから来ました】

【立場は大公 国王の次席で、こちらに商人が多く来られている なにかよい交易の話があるのではとおもい降りてみました】


ウベコード将軍。。。と言いましてもこに小さな町ですが軍事の監督をしています

ボリーダです

ご予定があるなら急がれたほうがよろしいのではないかと思います

特段変わったことはありませんよ

青い光る素材で整然と建てられている

煉瓦ではなく橙色に光る案内板?のようなものがあり地下に続いている

バッツ

【では 以前からこちらで物資の搬送をしておられると】

【変わった建物です ウベコードで建てられた軍事施設ですかな】

【そうであれば退散しましょう】


ボリーダ

こちらはラブレスの施設です 私たちは以前から変わらずにここに物資を届けております


バッツ

【私はラブレスには入国できませんので失礼しないといけませんね】

【なにか良いお話が聞けると思いましたが補給のみして帰りましょう】

【ラブレスとは以前と変わらずに取引をされてください】


【そういえば食料が少なくなってきました 取引をよろしいですかな】

【随分商人たちがこちらに来る予定 多少融通をお願いします】

ボリーダ

さすれば こちらの施設から出たとことに ベントラルというものがおります

声をかければ応じますよ 大切なお客様ですからな


バッツ

【ベントラル様ですね 承知しました】

バッツは歩いてすぐ横の建物に行く

【ベントラル様はいらっしゃいますか?】 すぐに応答がある

3階だろうか 急いで降りてくる足音

 息を切らしてバッツの前にくる


ベントラル

ベントラルですお待たせしました

バッツ

【ミドルディアのバッツです 国王の次席をさせてもらっています】

【先ほどボリーダ将軍閣下からご紹介されまして補給用物資を調達したい】

【可能ですかな】


ベントラル

それは勿論 必要な分を購入ください

バッツは あと3日分を残している 絞れば16日分はウガードで用意してきた


バッツは案内されて商人たちの荷下ろし場所に来た

ベントラルに見覚えがある

ミクザとエリーサとレイナ、ライカと旅した時にバッツの邪魔をして5m浮かせた人物だ

まあ急ぐこと 早いこと 手回しが早いこと

向うが黙っているのでバッツからは声をかけずついていくが忘れないだろう

ただやたら急いで歩いている

浮かされて放置刑を食らうことを知っている速さだ


バッツは暴き癖でうずうずしている

【以前お会いしたことがありましたね 16人の中のおひとりと記憶しております】

ベントラルがびくっなる 更に歩く速度が速くなる

【予定外で寄りましたので、お世話になりにきたので待ちますよ】


【浮かせやしませんよ】


ベントラルはとうとう【急いでくれ】と叫ぶ

商人たちは荷下ろしを急ぐのか、引き渡しを急ぐのかわからない

体一つで来た

【ち ひがい ちがうます しょわほーーんをひほいでぼふぉってきてらてて】

多分 商品を急いで持ってきてだ


バッツ

【いきなりお邪魔したのは私のほう 予定に、、、】



あ  倒れた



しょうがない 探知魔法のもう一つの使い方 (強力に絞ると き ぜ つ(はーと))

を目いっぱい使った

バッツ

【おっと倒れられた ベットはないか?】

先ほどのボリーダのところに戻りベットに寝かせる

魔術で睡眠値は500の上限に保っている 当然だろ この男バッツだよ?

これではモンスターに襲われても寝たままだ


睡眠値を目一杯上げつつ周りの偵察だ

人が集まってくる


バッツ

【見たところおつかれになられて倒れられた様子です

【これでも魔術での治療は得意です】

【8日程度安静が必要です】

【通りかかった船 治していきましょう】

【食料のほうはあとで補充すればいい 今はベントラル様だ】


白々しくて閻魔大王があきれそうだ

ウベコードもシェラーンと一緒で商人は商人 補給は商人任せだ

兵士から偉くなってここの補給担当でもなったんだろう

バッツの偵察の都合で気絶させるのは誰でもよかったがいい人に巡り合えた

ミルディア様のおかげだ


自宅にお邪魔してまずは情報収集

親切に介抱するためいろいろ教えてもらう

睡眠値の維持は難しいがそれでも眠っててもらわないといけない


まず彼の役職と仕事内容を聞く


フェライトの作物関連の商人を束ねる施設の施設長で兵士をお役御免になり

ここで働いている


何でもいい、気になることがあれば聞く最近変わったことでこのように

体調を崩されたのではないか?


最近いきなり作物が増え 商人をまとめていて忙しい


実は若い頃面識がある、、、あまりいい出会いではない

 何か話していたか? バッツという名前だ

ひどい目にあわされて死にかけた もう会いたくないと


私がそのバッツでね それか原因の一つだ 他には最近変わったことがないか?

びっくりして寝こんだんですか情けない 忙しいというほかは特にない


バッツは妻だろうと思うが名前を聞いてなかった

それより情報収集だ


バッツ

【あまり深刻な状態ではないがゆっくり休まれることだ】

【私がいると休まらない 仲の良い方に念のため彼の事を聞きたいが紹介してほしい】

【他国の人間が四方八方声をかけるといい顔はされないからな】


多分妻?だったとは思うが名前を聞いていないのでわからない

同じ施設にケインバがいる ベラオサもいる 同じ仕事仲間だ

良いことをきいた

バッツはここで別れる

いきなり親切にしても逆に疑われる


バッツ

【それではお邪魔した ケインバ様とベラオサ様に聞いてみましょう】


バッツは先ほどの補給施設に戻る

やはり赤い服は良く目立つ 噂も入っているだろう メランコリーダ壊滅

そして船を燃やしてここにきた我儘放題の”不審人物だ”


先にベラオサの話を聞く

ここでも忙しくしてるという話だった


1時間後にはベラオサとあう

丁度荷物を輸送するところだ

バッツはベラオサ様と声をかけ荷物を積むのを手伝う


【私が原因かもしれません お休み中ですが最近ボリーダ様ベントラル様に変化はございましたか?】

【以前来た時はここまで活気がなかったように思います そのあたりも】

ベラオサ

【ここは普段開けない門だが緊急事態ということで開けたと聞いている】

バッツ

【このフェライトは活気があるように見えますが? 商人も多いです】

ベラオサ

【普段の倍は来ている まあ舟が使えないからな 原因はあなただろ】

バッツ

【ラブレスの使者があまりの身勝手さに激高しましてね】

【ラブレスに帰られては困る、いつ自立するのか?自給もしない、自足もしない】

【ここにも連れてきませんでしたよ そのまま帰ってしまいそうでね】


【船の件は16台はミドルディアからの木材無料、製作にかかった金額はご請求ください】

【この機会にラブレスには自給自足自立を学んでほしいものです】

ベラオサ

【ずっと昔からだと聞いている 難しいな】

バッツ

【まあ 謎は一つ解けたので これでいいでしょう】

【それでベントラル様の件は何か心当たりはありませんかね】

ベラオサ

【それもあなただよ 以前道に放置されて辛かったそうだ】

バッツ

【それでは退散しましょう 重い病気ではない様です】

【疲れと私。。。が原因のようです それでは撤退しましょう】

【目覚めたらご挨拶はしておきましょうかね】


ベントラルが目覚めたのは5日後 たっぷり偵察もできた

3万人程度の小さな町だ

すぐに終わる

都合7日滞在でき話も聞けたことだ よしとしよう


準備は万全 季節は弥生の9日

アルミナに向かう

16日につき酸化アルミナの産地 町の名はアルミナだ

ここに来るまでに一面のデザートシリーズの畑だ

米はないが小麦を育てている


デザートシリーズはバッツはあまり好きではないが

荷物制限のきついヒュドラの旅では極力絞って空の旅だ

街で食事と補給だ

ここはデザートシリーズの料理しかなくシェラーンからフリーズドライ装置とミドルディアから

真空ポンプの輸入して所蔵している


人口は少し増えて30万人 ミドルディア向けで増えたようだ

ここが一番最後に通信がウナコードとつながった

挨拶をしてアレドニアに行き再度戻ってきてウナコードまで飛んでいく


アレドニアに行っても夢を見ないバッツにはきれいな砂浜、青い海、透き通る青空の光景だ

ほぼ魚しか食べないアレドニアの住人

塩も昔ながらの塩田だ それしか産物はない


ウナコードについたのは卯月の中盤

ラブレスの使者がまだいる 一体いつまでいるつもりだろう

一月あれば帰れるだろうに

バッツ

【ウナコードで商談ですか?】

どうでもいいが調査はしておこう もう癖になっている

どうでもいいラブレスの使者は【ここまで2月かかりました】

バッツ

【ここまでなら15日で来れる距離ですよ 2か月はかかりませんよ】

ラブレスの使者は【ラブレスの人間はそんなに動けず 8時間移動だけでも限界です】


バッツは探知をしてみるが魔力が全くなくパーソナルデータもステータスも全く表示されない

近くの人間はさっと探知しただけで30人程いるがラブレスの使者は探知に引っかからない

幽霊のような存在だ

別に何か用があり使者に興味があったわけではない


フェライトの街とその周辺 750km四方に結界魔法をセットしている

バッツが散策と商品仕入れをしているとは思わないだろうが脅しには使える

フェライトだけではなくその周辺も丸ごと囲んである


来年から変更になるが商品価格の一斉値上げをすればウベコードはかなり苦しくなる

シェラーン並みに価格を合わせるのみで値上げではないがウナコードを見た限り

支援は水と木材、肥料以外必要なさそうだ


ラブレスの使者に別れを告げガハトに向かう

到着すると季節は卯月末

新パープルは14日ほど前にミドルディアに帰っていたそうだ

バッツは今回の旅の報告をするため4日ほど滞在をする


季節は皐月になり 来年のウベコード向け価格の改定の連絡をする


話をしているのはバッツではなく 北東オアシスにいる新イエロー

現地の交渉官同士はこの時期から話し合う


送料はそれぞれウフェタまで運ぶことは同じだが物品代に含めてそれぞれ国内配送へ変更する

シェラーンもスカイブルーも今年から送料の支払いはない

それでうまくいってるので物品の相互確認してからで双方で記録し交換をする

紙代は送料だけもらっていたが来年から料金が発生する

国内価格ではなく輸出価格に変更するが木材と肥料は据え置きで話をしている

その他はエンジン馬車、ゴム、金属製品他には魔石も輸出価格になる

いろいろ不足になると思うがこちらも随分長く支援をした

人間の支援は続けるが””陸””だけの限定にする

ウガードへの支援も今年でおしまい

修繕も本来の価格に戻す

シェラーンと内容ほぼ同じでウベコードだけ特別ではないしスカイブルー、ベルリエッタと同様だ

予告はしていたがほぼ全面改定する


一気にではなくエンジン修繕はこれまでと同様にお願いできないかと早速新イエローから相談だ


バッツ

【ラブレスに支援する余裕があるならまずミドルディアにお支払いください】

【ウベコードもラブレス分を値上げすればよいではありませんか?】

【フェライトから歩いて補給できるなら船のエンジン開発は必要なかったわけでしょ】

【今更開発費までとは言いませんが、輸出価格は承認いただきたい】

とミドルディアで出発前に事前に連絡はしている

バッツは【ではエンジンだけは元のまま いづれご負担はいただこう】


使者の件は誤算だったが交渉を正常化することが目的だ

予定では卯月に連絡をして終わりだったが使者の遅れで遅くなった


皐月も終わりごろになりロアまでの新型燃料ポンプ往復実験もあとは耐久試験を残すのみとなった


当り前だがバッツはラブレス対策を練っておいた

船の効率輸送のための技術研究、陸上と違う海の移動は遅くなることや、錆でポンプが使えなくなること、船自体がミドルディアで作れないのでウベコード経由にしていたがフェライトでの””種明かし””をみてバッツの予想は確実なものになった


使者の言っていた

【【この星では活動しづらい】】


今住んでいる人間や他種族を作った”元”がラブレスの人間だ

これは間違いない

貧弱で移動も遅くイライラしっぱなしだが星を移動してきたんだろう

空を見上げると星がある

どこか別の星から来て800mどころではない空の上から来たんだろう

別の星を出発してこの星に到着し 地上施設を作り、魔法も作り、生息環境を作り、人間を作り エルフを作り、ドワーフを作り、鳥人も作り この言語を作り エルフ語を作り、キメラ語も作り、食料もつくり、、、

バッツの力は飛びぬけているが、この星の全体の改善などしていない

食料、水、植物 作物は作り生産の向上に努めたが環境そのものを改良する力はない

バッツは空を飛べるがせいぜい600m 山の上には届かない


山の上どころか空の上からか。。。。。その力が”竜の力”だろう


おそらくこの星に来て困難だらけであろうことは想像できる

バッツの熱帯雨林開拓でうまくいかないことだらけだったがこの星に来てから自分たちだけでは暮らせずラブレスに多く植えてあるデザートシリーズを開発して植えていったのだろう


この星では動けないーーーもとはもう少し動けたのだろうか?

疑問というより知識として蓄えたいがバッツの頭で理解できるか不安だ


ラブレスの施設を少しだけだが見れた

フェライトでの偽装施設の見学で明らかに今のこの大陸と建物素材ではなかった

ミドルディア法の”竜の支配したる世に逆らうな”の疑問は解けた


ラブレスに上陸はできないがこれまでバッツが考えていたことを書いてみる

ラブレス関連がやっとつながった

当時の疑問と合わせ書いておく



最初の疑問は押しかけ家庭教師ゼンモル先生が来て魔術の仕組み

魔術師では1画面を切り替えて8画面 バッツはそのまま横にスライドし10画面と教えてくれた

魔術の実際の比較は先生が水以外上級なのでひたすらバッツと450項目にわたる数字の比較をして書き出し 


====なぜ水魔法が使えないのか?を考えた


5才当時はまだエルフの里に行けてない

わかったのは種族スキルで持っていたボディコン爺さんの時だ



最初の違和感はエルフの治療の時だ

6才の初級卒業時夏休みにエルフの里に行った時だ


エルフたちの狩りを見て矢を命中させ調理をした時だ

魔力を全く使わずに火をつけた時だった

エルフに治療をするときは当時は体力の回復しかしていない

魔力を体力に変換もバッツ専用の回復だと思っていた時代だ


バッツはこれまで書いてきた通り全属性を使えており母ウインのように

パーソナルステータスで火以外グレーアウトしていて使えないということはないのに

なぜか魔術を使わずに火を使うのか不思議だった



====そのエルフは火の魔法が使えるのに?なぜだろうと思った


これは当時 魔法の自動追従もなく固定で魔術を使えないことが理由で森の中で火を放てば火災になる恐れがあり使わないということが分かったのは11才になった時に上でも書いたドワーフのスキャンをしたときだ

ドワーフーーー(ボディコン爺さんだが) から

【森では火は使えんのう 火災になるのでエルフは使わんわい】でやっとわかった


次の疑問は学校生活だった

学校で抱き着いてパーソナルステータスをしていた時に 肉体面では差があるのに魔術の強さはほぼ誰も変わりがないが覚える速さも違う


筋力PWRは女性なら50前後、鍛えれば80まではいくが男性は最初から100を超えている

鍛えれば130近い

ところが魔術はほぼ100-130の間におさまる

同じような数字でいろいろ苦労をした


====なぜ?と考えた


データを蓄積していくと種族が違っても数字の値は違うし男女よりも

【数字の差とスキルのほうが重要だ】

力比べを例にとると女性用で80 バッツは110でも女性の戦士が筋力倍増の戦士スキルを持っていると計算上は160になる


実際には倍増といっても数値の差を3.14で割った数値分 16%ほど強くなる

これは以前から知られていて(当時バッツは知らない)、疲労の計算も軍の資料にあったものだ

これはゼンモル先生が教えてくれたものだ


その差分をして各魔術の値を蓄積データと照らし合わせると

結局QOM クオリティ オブ マジックの項目が習熟度と呼ばれるものでそれが変化しそれが魔術師の覚える速さになることを発見した


人間とエルフの比較でもこの時に【同じ画面に】気づいていればもっと早かったし別の手段も取れたと思うが当時8歳  そこまでの洞察力はなかった


次の疑問は====種族スキルの件だ

人間のパーソナルデータには項目自体がないのでわからなかったが、エルフで見つけていた

意味が解らず保留にしていた

ドワーフをスキャンしたときに人間では誰一人表示がなかった”種族スキル”を見つけエルフで確認された項目RCSK (レイススキル)が種族スキル表示であることが分かった


その時にも【種族が違っても”同じ”表示=魔術を作ったものが同じ】とは気づけなかった

気づいたのはこの間だ

使者と面会したときの【この星】を聞いてすべてがつながった


次は====結界魔法画面の結界魔法の疑問だ

これはバッツが一人でコツコツ実験して仕様を把握した

これまでの冒険記に書いてある通りだ

画面は8画面のエルフ、話せるエルフも8画面で変わらないが魔力は360程度は最低ある

力は人間の女性よりエルフの男性が弱いぐらいだ

ページ切り替えが当時誰も10ページ無かった

一人しかいない 没頭して考えて実行あるのみだった


次の疑問は=====バッツの結界魔法がつかえる不思議だ

なぜバッツだけに? これは赤竜が答えた ランダムだと

これは次はどこに生まれるとかの確認はしていない、したところでバッツではどうにもできない

次の竜の使者の時はバッツはいない


====エルフに竜の使者がいるのでは?との疑問は

デアウーフは10画面だったがそれが竜の使者だろうと確認できたのは デアウーフから魔石プレゼントのときだ

スキャンしたので間違いない

バッツのうわさやエピソードをせっせと竜に送信していたようだが、魔石プレゼントで目は泳いでた時バッツがスキャンしていた


バイオグラフ画面の状態は

””あっ まじやべえ きづかれた””のグラフだった

ついでにダークエルフのカサードキも同様に確認した


次の疑問は====なぜモンスターは魔力があり、動物には魔力がないかだ


これもラブレスの使者の時につながった

この星でも違う星の動物は活動出来て、モンスターは自分たちで作った

自分たちが活動できないので環境に合わせてモンスターで試行錯誤したんだろう 


次の疑問=熱帯雨林の密度の濃さについてだ

まだわからない

元々デザートシリーズが根付いていたものか、持ち込まれたものか

ラブレスの人間は作物を食べてもステータス表示されないのでは食べて確認するしかない

灌漑すれば食料ができたんだろうとは思う

逆にデザートシリーズがここの星の固有物の可能性もある


そして熱帯雨林の件でエルフの森で考えていたことが


” 違う星から来て私達を作りました?” 当時は頭のおかしな人としか判断されないので黙っていた

なんとなくそんな気がしたのはシェラーン王宮で王宮で未公開の冒険記を読んだ時だ

馬でない乗り物で到着してゴムの車輪がついてシェラーンに来たと書いてある

しかも空を飛んで地上も走る・????

バッツはこの大陸にはない=タカリン島=ラブレスに行って確認をしたい

その方策をいろいろ考えてきた


最後===妖精族

すべてはわかっていない

開拓時はわからなかったしケラーガータ壊滅時まではわからなかった

2度目のメランコリーダでキメラの発生を100体確認した時だ

1度目移動中に見落としがあるとは思うが、2回目でもいなかったのに

三度目の訪問時それまでいなかった妖精族がいた

査察に回った時にはそこらに浮いていた

発生方法はわからないが妖精族はモンスターのいるところにいる


結界魔法で誕生かとも思ったが使ってないところにも見たし何より青竜の回答と会わない

【どこにでもいる】といっていたが エルフでもダークエルフでも見ない



そこで新たなる疑問が生じる

魔術の正体だ

今まで魔術の行使と育成についてはここで書いてきた

項目は詳しく書いていないが誰が魔法を使っても威力にそう差はない

モンスターは魔力、種族によっては魔術も使えるが 動物は魔力もないし当然魔術は使えない


バッツの目標は決まった 魔法自体の解明が追加だ

ブレインとの対決は後回しだ 勝負になるかわからないが情報収集に励もう

といっても竜に聞けば早い 早速通信する


----バッツです

青竜

----なんだ バッツ (相変わらず渋い声だ)

バッツ

----なぜ魔術が使えるんですか?

青竜

----そりゃ人間だからだ それがどうしたんだ

バッツ

----ラブレスの人間は使えませんよ

青竜

----そりゃそうだ 魔力ないからな

バッツ

----ではなぜ魔力のある人間といない人間がいるわけですか?

----竜が作ったとは赤竜から聞いていますがそれならラブレスの人間も魔力があるでしょう

青竜

----ラブレスは元から魔力のない人間の集まりだ

バッツ

----どこかの星から来たラブレスの住人には魔力がない、体も貧弱

----この大陸の人間は魔力のないものはいません

----ラブレスで生まれて魔力のあるもののみこの大陸に移動したんですか?

青竜

----ああ そうだ

バッツ

----では私がそちらに行けない理由は竜の使者ではなく魔力がある人間だからですね

青竜

----そうだな

----ところでバッツ いきなりどうしたんだ?

----この世界の事を聞いてきてもバッツに役立つとは思えんが?

バッツ

----いえいえこれで十分わかりました 冒険に役立ちますよ

----もう一つ答えれない質問をします 無敵で永遠を生きる男ブレインっていないでしょ

青竜

----そりゃ答えれないな バッツお前は優秀過ぎて俺が役立つとは思えんがな

バッツ

----いえいえ 専門家のほうが私には合う それでは考えてみる じゃーね

青竜

----またな

-----プッ


バッツはミドルディアへ帰る

魔術の正体を考えながらだ わからない何か竜が必要だから?ぐらいしか思いつかなかった


ミドルディア帰還は水無月になっていた

バッツは今回のラブレスの報告書をまとめる


アレドニアの夢はバッツには見えないのでよくわからない

ファンタジエに行ってみたがやっぱり白くきれいな砂浜、透き通る青い海、澄み渡る空は存分に見た

しかしそれだけだ


ラブレスの件は事前の話の通り 24000枚ほど増加するが酸化アルミナの値上がり分と船の補償が大きい

しかしこれでラブレスの入り口が見えあとはごり押しのタイミングだ

報告はまとめる

木材と炭、肥料は以前のままだし、陸の派遣人員のそのままで焼き玉エンジンの支給品14台もそのままだ

木材はこれまた事前に用意してある 船16隻はウナコード経由でウガードに送る


スカイブルーからの海産物とシェラーンのガイケル側の海産物も輸入が増えるし

何よりメランコリーダの北門開放でミドルディアからの産物が売れる

バッツはシェラーンの【油断】だとみている

テレミーアからの軍で制圧すればいいのに元ガイコード同士の争いで小規模だが争っていてシェラーン中間の商業都市ではキメラ100匹はしばらく討伐できない

鳥人からもモンスターがモンスター呼ぶ状況は確認した

北からの軍で対応しているとの話だが中央の商人都市は商品がほとんどで兵士が駐留するには狭すぎる

ミドルディアは何度も防衛線を突破されているので分散して捨てるところは捨てて一気に反抗作戦の訓練をしている

何より国民全員魔術師で手痛い反撃と技術革新と産業振興に力を注いでいる

秘密の装置もあるので全滅は間違いない

ここでも書いておく

ミドルディアに攻め込んでくるなら全滅を覚悟しておけ


ミクザの””誰でも簡単上級魔術師””のお手伝いでも行く

魔力はあっても魔術が使えないものでも黒魔石と光魔石があれば魔力消費は同じで上級魔術師気分が味わえる

魔術の行使画面のグレイアウトは残念ながらバッツでもなんともできない

魔力の移動だけで魔法が行使できるよう改良した黒光魔石を使って黒魔石に込められた合成魔法の発動だ

今回もコケーコッコ肉をお土産に持たせる

水無月も終わりだ


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