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私の世界

作者: snow white
掲載日:2012/11/24

私の中の世界は誰にも分からない。


それと同じように、人の世界は、私には分からない。




私の世界は誰かの世界と繋がっている。

繋がっている誰かの世界の影響で、私の世界の色合いは変わっていく。

仮に相手の世界が崩壊しないとしても、自分の世界は崩壊していくことがある。それは、同じ物事に対して湧いてくる二人の感情は同じではないからさ。





どうして違うか分かるだろうか。

なぜならそれは、分からないことだらけだからさ。





もし私が野に咲く花ならば、

その人は山に咲く花。


もし私が冷たい海に泳ぐ魚ならば、

その人は暖かい海に泳ぐ魚。



どうしても越えられない壁があった。




あちらの世界の色、こちらの世界の色、

それだけでは、私の世界は狂ってしまうと確信した。それは、願ってもみないことだった。





私は彼の訴えを拒むべきだったのか。

私はそうは思わない。






彼に色を少し分けてもらって、私の色をあげたらきっと世界は良くなる、

その人の世界も良くなる、

と確信したのだ。




私たちの世界は秩序の色で満たされてるのに、その中で秩序が打ち立てられないのは、

現実に秩序の色があまりにも足りないせいだろうか。

私たちの世界は、現実と繋がっているから。




きっと、誰かの悲鳴の色は、誰かの悲鳴の色と混じり合うために悲鳴をあげている。

まるで剥き出しになるまで引き延ばしたような電話のコードを繋ぐように、みんな誰かを求めている。そこに秩序たるものは排除されて。

黒で塗り固められた全くの白紙の世界たちの、もがいてももがいても、暗闇の中で必死に伸ばす手の先は、冷たい氷柱。



私たちもそれに負けまいと参加する。

かろうじて秩序を保ちながら、私たちは幸せを、守れているのだろうか?

私たちが幸せと信じてやまない、幸せを。







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