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18 チワワのような私

屯所では牢屋に閉じ込められた。


牢屋に閉じ込められるって人生で中々無い経験だ。本当に、プライバシーとか無いんだな。

色んな事を思いながらも石畳の冷たさになんとか冷静を保ちつつ、憲兵の問いかけに答える。


「私は何も知りません。」


やはり魔法学校の生徒である私には手出しがしにくいようだった。


「普通なら多少痛い目にあわせるのに」


「あの方にもっとよく調べろと言われたとしても、魔法学校は国が絡んでくるから怪我はさせられないんだよな」


マサールいったい何をしたのよ。まう泣きそう。憲兵さん乱暴だし、もう嫌いだし、絶対に教えない。嘘を突き通す!


「あの方が上手く処理をしてくれたら、まあ多少は…痛い目を見せても…この娘、顔は悪く無いし。」


冷たい目で私を見てくる憲兵に背筋が凍る。


「私に手を出したら魔法学校も黙っていないはずです…!」


まるでキャンキャン吠える小型犬の様な自分の有様が本当に悔しい。


そんな時に、1人の憲兵が屯所に急いで入ってきた!


「子供が、シンデレラ姫が無事に子を出産されたぞ!」


その報告に、色めきだつ憲兵達。


「おお!じゃあ今日から数日は祭りだ!酒が飲める!」


「あの方も、パーティー三昧でこちらに連絡も無いだろ!」



さっきからあの方って誰の事なんだろう。上官ならそう言いそうなものなのに。パーティーに参加するって事は貴族?

この憲兵達は、誰の命令でマサールを追いかけているの…?


「おい、あんまりしゃべりすぎるな!」


私の存在に念を入れたんだろう、他の憲兵が制止した。


「はっ!こんな世間を知らなそうな小娘に何も分からないだろう。」


いや元々貴族ですし、元々王妃候補ですし、あんたら見つかったら逆にヤバいのよ。と思いながらも、何も証明する事ができないのが辛いし、このタイミングではどう考えても信じてもらえないだろう。


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