15 夢じゃない
朝、窓辺に来た鳥の声で目が覚めて起きるとマサールは消えていた。
あれ?もしかして、昨日の事は夢…??
そう思った瞬間ひょこっと下から出てきた。
「うわ!ビックリした!」
「ごめん、ごめん!話しかけられないのに居たら嫌かなって思って、少し隠れてたんだ。着替えもあるだろうし。」
少年のわりには気づかいができるらしい。
「とりあえず、そこから出してあげないといけないよね。なんで追われてたのかは、又おいおい教えてくれる?」
「うん…僕は、ある使命を受けてたんだあんまり詳しくは言えないけど。又話せるようになると思う!
そのかわり、僕は今鏡の中にいて色んな物が見えるんだ!知りたい事があれば教えてあげれるよ!」
「…色んな物が見えるの?」
「うん!どうやらあちこちの鏡みたいに反射するものとリンクができるみたい。」
「じゃあ、じゃあ…シンデレラ達は元気?!」
ついつい、聞いてしまった。
「ちょっと待ってね!少しだけど鏡に映せると思う!」
そう言ってマサールは消えて、その後モヤの様な物が出てきて、ボヤけた写真の様な画像が浮かんできた。
あれは!ベットに横たわるシンデレラと寄り添う王子。
そしてシンデレラの横には可愛い赤ちゃんが…!!
2人は嬉しそうに微笑んでいる。
無事に産まれたんだ…!
思わず目頭が熱くなった瞬間、その画像は消えてしまった。
「ありがとう、マサール。」
「部屋に鏡があって良かった!でも何回もできるものじゃないよ。」
「あっ!そういえば、お腹は空かないの?私は今から朝ごはん食べに行くけど、持って帰って来ようか?」
「大丈夫!眠くも無いし、お腹も空かない。鏡に入るとか前例が無いし、色んな発見があるよ〜」
マサールもやっぱり魔法使いなのかな?意外と能天気だし、魔法使い特有の変わり者の雰囲気がある。
とりあえず、少し話をした後私は食堂に向かった。




