12 魔法学校②
1日の流れはこうだ。
朝目覚めて、朝食を食べに食堂へ。だいたい8時位。しかし、この魔法学校で朝食を食べる先生や生徒は少数派だ。
大概、前日の夜中まで研究に没頭してしまって、朝は起きてこない。
そして、1時間目としてはとても遅いチャイムが10時になる。
この時間には、先生は各研究室に居なければいけない。生徒はその研究室の隣にある教室で各々好きな研究をしている。
ちなみに校舎の真ん中にあるのは、国一番の図書館と物品倉庫。物品倉庫には魔法の木の実や葉、壺や聖水等があって好きに研究に使える。
昼は12時〜14時に食堂へ。
ここの時間は凄く混む。ぶっちゃけ、この時間に起きてくる生徒も結構いる。
そして、そこから晩御飯の18時〜20時までは又自由に研究。
20時以降教室は閉まるが、その後も自室で研究する人が多いので、魔法学校の寮は夜遅くまでほとんどの部屋で電気が灯っている。
ある日、マリン先生が言った。
「いつも色んな準備ありがとう。貴方が、来てくれてからとても研究がやりやすくなったわ。みんな自分の研究に必死で周りが見えてないから…」
「大丈夫ですよ!段々と傾向がつかめてきました。
週明けはみんな一から研究をする人が多いので、純真の葉が必要になる事や、熱い日は水の勉強をする人が多いから聖水を補充したり…。」
「……本当に妃教育って凄いのね。そんな風な広い視野まで学ぶのね〜。」
どっちかと言うと、前世では庶務的な手伝いまでさせられてた事が今生きてるとは言えない。
「でも、そろそろ自分の研究もしたいんじゃないの?」
「はい。やってみたい事があって!鏡の研究を!」
「あら、そうなの?丁度私、良い鏡を持っているからあげるわ。縁の装飾が壊れてしまったから街の職人に修理をお願いしていたの。」
「では、明日取りにいきますね!」
マリン先生は受取書を私に渡す。
それを見るとどうやら修理は2週間前には終わっていたようだ。
マリン先生もマイペースなんだよな。




