表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/12

無もなき姫

24歳のもと社畜OLが童話の世界に迷い込んでしまったお話です。結構、おっとり流されやすい性格の子です。この子なりに色々と頑張るので、読んで頂いたらとても嬉しいです!

一体私は何を見せられているのだろう。


きらびやかなパーティー会場。

その中央で踊る2人の男女。


男性は、この国の王子。

女性は、どこの令嬢?誰も名前を知らなかった。


今のドレスの流行りは、レースや花の装飾を模した派手なもの。


しかし、その無もなき令嬢のドレスはシンプルながら美しいシルエットで生地そのものがダンスで踊る度に、魔法のようにキラキラと輝いてる。

それに彼女の軽いカールのかかった金髪と、美形な顔立ちながらはにかんだような可愛らしい笑顔。

そのアンバランスさが魅力的に見えて、一層周りと王子の視線を集める。


その無もなき令嬢と踊っている王子は、今日、私に婚約を申し込むハズだった。


このパーティーは王子の婚約者を選ぶ為のもので国中の全ての女性は参加可能であったが、実は出来レースでこの国の重鎮の娘、つまり私が選ばれるハズだった。


この無もなき令嬢がパーティー会場に現れるまでは。


ああ、ああ…王子は私にあんな顔はしてくれなかった…。

ずっと見てきたから分かる。

王子は無もなき令嬢に恋をしたんだ。


無意識に目から涙が一筋こぼれ落ちた。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ