第12話
第12話 :(自称)タクシーの隠し機能:
〜チャリンチャリン…〜
メイド:おはようございます。
店長:あぁ、君か、じゃあ今日もいつも通り仕事をやってもらう…が…………
〜店長は窓の外から見えたタクシーに変化が起きたことに即座に勘付いた〜
店長:…今日は今のところ2件来てるうちの1件に行ってもらおう。
だが今日の客はせっかちのようだ、できるだけ速く向かってあげてくれ。
場所は〇〇、〇〇丁目の〇〇だ。
メイド:はい、わかりました
では、行ってきます!
〜なんとこの間1分ほどである…〜
〜ガチャッ…ドン!〜
〜キュイキキキキ…ブオォオオン!〜
店長:(やっぱりか…結構いじったな…)
メイド:では、すぐ戻ってきます!
店長:気を付けてなぁ〜
〜ブォオン…ブォオオオン!ブォオオン!〜
〜メイドは客の元へ車を走らせ、
ハンドル脇に何か小さなボタンがあるのを発見した〜
メイド:…?なんでしょうか、このボタン…
〜カチッ…!〜
〜ガタガタガタガタガタ…ゥイィイイイン!〜
〜プシューッ!ウィイイイイン…!〜
〜収納されていたであろうパーツが続々のでてき始めた〜
メイド:?!なんですかこれは?!
なんかいっぱいでてきましたが?!
〜空力性能を重視するような装備や、
メーター類が続々と置き換わり始めた〜
メイド:なんでモノを取り付けたんですかあの人…
たしかに「見た目は改造しない」とは言いましたが…まさか内側に収納しておくとは…
通行人:うわ?!なんだあの車!なんか変形しながら走ってるぞ?!それになんてスピードだよ!ここ制限速度30kmの道路だぞ?!
〜ブァァアババババンブォアァァァン!〜
〜プシュー ピピピ!〜
〜ジジッ…〜
無線修理屋:よう嬢ちゃん!どうやらあのボタンを見つけたようだな!
メイド:すみません、これなんのボタンですか…突然タクシーが変形し始めたんですけど…
無線修理屋:あのボタンは見たまんまだ!
タクシーの性能を上げるべく、ボディの一部に追加パーツが出来たり、また新しくなにかが生えてくるようなボタンだ!
メイド:…よくわかりませんが、とにかく単純にタクシーの性能を上げるボタンってことですよね?
無線修理屋:そういう事だ!まぁ!楽しめや!
メイド:…はい、存分に活用させて頂きます…!
〜その後無事に客を目的地まで送り届け
無事に店長の元へ帰還した〜
〜ガチャ…チャリンチャリンチャリン…!〜
店長:早いなぁ、もう終わったのかい?
メイド:はい、まぁ、色々ありましてね、
意外と早く終わりました。
店長:そりゃ良かったよ、仕事は早くて損はないからね、じゃあ、今日の仕事はこれぐらいにして、もう帰ってゆっくり休みな!
あと次の仕事は来週だ、来週また来ておくれ。
メイド:ありがとうございます、では失礼します。
店長:また来週なぁ〜!
メイド:わかりました〜!
〜そのままメイドは帰宅した〜
〜ガチャッ、キィイイ!〜
お嬢様:おかえり!今日は昨日より用事が早く済んだのね!
…ところで、メイドが昨日と今日行ってた
「用事」って、結局なんなのよ?
メイド:…トップシークレットってことで…
お嬢様:なんでよ?!
メイド:まぁ、色々あるんですよ…
では、私は何時も通り家事…を…?
〜バッ…!〜
〜リビングに向かおうとしたメイドを慌ててお嬢様が制止した〜
お嬢様:ちょっと待って!!
今日は私が家事をやってあげるわ!
だからメイドはゆっくりして、私の完璧な家事でも観ておきなさい!
メイド:気持ちはありがたいですがお嬢様…本当に大丈夫ですか?
お嬢様:当たり前よ!
(やったこと無いけど)
メイド:では今日はお言葉に甘えさせていただきます…では少し私は仮眠を…
お嬢様:うん、わかったわ、おやすみ!
〜スタ…スタ…スタ…スタ…〜
〜メイドはなんとなく疲れた感じで自室に入っていった〜
お嬢様:……パット見疲れてたからあんなこと言っちゃったけど…
家事って何からすればいいのかしら…?
第13話に続く To be continued…
めっちゃ眠い状態で描いたので…
なんかボロボロだと思います…
(言い訳)