第49話「彼女との長めのキス」
「ついてきてくれてありがとう! 」
「ぜんぜん良いよ。僕は、ここで待機してるからね」
僕がそう言うと汐莉ちゃんは、僕の手をつかみながら可愛くおねだりをしてきた。
「嫌だっ! 中まで入ってきてくれないと怖くておしっこ出来なくて漏れちゃったら恥ずかしいよ」
「トイレの中までって、汐莉ちゃんトイレしにくくなるんじゃないの? 」
「ううん、大丈夫。このまま1人で中に入っていく方が怖くて辛いよ」
「分かった。それじゃ一緒に入ろうか」
「うん、ありがとう! 」
すると汐莉ちゃんは、嬉しそうにしながらトイレの中に入っていってピンクの下着を足元まで下ろしていく。
「汐莉ちゃん、脱ぐときは一言話してくれないと… 」
「あっ、ごめんね。忘れてたよ! 」
そして汐莉ちゃんが便座にゆっくりと座っていくと顔を真っ赤にしながらこう言った。
「昌くん、私を抱きながら長めに私が唇を離すまでキスして! 」
「うん、分かった。それじゃ今からするよ」
「うん。お願いね! 」
僕は、汐莉ちゃんをそっと抱き締めながら柔らかな唇にキスをするとジョウロで水やりをしていく音が聞こえていき汐莉ちゃんは、すごく幸せそうな表情になっていた。
そして水やりをしていく音が止まると汐莉ちゃんは、ゆっくりと唇を離した。
「私のわがままに付き合ってくれてありがとう。長めにお願いしたのは、私が昌くんと長めにキスをしたかったのとおしっこする音を出来るだけ聞かれたくなかったからなの。だってまともに聞かれたら恥ずかしいし、昌くんにはしたないって思われて嫌われたらどうしようって思うから」
「大丈夫だよ。僕は、汐莉ちゃんのそう言う音とか聞いて嫌いになったりなんて絶対しないから!むしろさっきでもちょっと聞こえてきた時、えっちな事を考えてしまったから」
「ありがとう!私も昌くんのおしっこする音とか聞いても絶対嫌いになったりなんてしないからね。それじゃ私のえっちなおねだりを聞いてくれたお礼に私に好きなだけリクエストとか甘えていいわよ。何かリクエストとかある? 」
僕は、恥ずかしそうにしながらこう言った。
「それなら僕は、汐莉ちゃんの制服姿がみてみたい! 」
「私に制服姿なんて似合うのかな?だってもう38歳だよ。さすがに無理があると思うけど… 」
「汐莉ちゃんなら似合うよ!それじゃ2週間後にメジャーデビュー記念のリリースイベントライブを予定してるからそれが終わってから一緒に制服のコスプレを売ってるところに出掛けよう」
「昌くんに似合うって強く言われると断れないなぁ。良いよ!と言うことは6月の始めごろだね」
「汐莉ちゃん、ありがとう! 」
こうして汐莉ちゃんと制服のコスプレを売ってるところにいく約束をしたのであった。
そして次の日僕は、レッスンを終えたメンバーたちを集めて次なる発表をする。
「みんな今日もレッスンお疲れ様。今日はいよいよメジャーシングルの発売日と良いお知らせをしたいと思います」