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第40話「親睦合宿を終えて」

「深井さんありがとう。爆乳の達人、よろしくお願いします」


「爆乳の達人って言うのは恥ずかしいよ… 」



 こうして深井さんは、変な称号をつけられて恥ずかしそうにしているが、メンバー内の親睦がまた一つ深まっていったのであった。



 一方その頃汐莉ちゃんも僕もそれぞれ身体と頭を洗い終わってお風呂場から出て更衣室でお互い服を着てから汐莉ちゃんは、僕にこう言ってくれた。



「今日は、私の気持ちに答えてくれてありがとう」



「僕の方こそ本当にありがとう」



「これからもいっぱい裸のお付きあいしようね」



「僕で良かったら良いよ」


「1日の活動報告とかもお風呂の中でしたら楽しそうだね」



「汐莉ちゃん、報告は普通の時にするよ。プライベートは、プライベートで仕事は仕事で線をひいて分けた方が良いと僕は思うから」



「それもそうね。報告の時に昌くんがえっちな気分になりすぎておかしくなっても大変だからね」


「汐莉ちゃん、変なこと言わないでよ」



「ごめん、ごめん。それじゃそろそろ女湯にいるメンバーもけっこうあがってきてるみたいだからそろそろ様子をみてくるね」


「うん、分かった。お願いするね」



 そして汐莉ちゃんは、女湯の様子を見に行ったのだった。



 それから親睦合宿の初日が終わり2日目は、みんなでトランプで遊んだりして喧嘩している様子もなく無事に親睦合宿は、終わってあっという間の二泊三日となり帰りのバスにメンバーたちは、乗っていくのを確認して汐莉ちゃんが乗ってから最後に僕がバスに乗った。


「それでは親睦合宿は、これで終わりますがこれからもメンバーたちが仲良くなってくれると嬉しいなと思います。それでは今から出発します」



 こうして僕たちは、専用のバスでアイドルハイスクールの施設に戻っていくのであった。



 帰りのメンバーの様子を見ていると来るときよりも自然と楽しく会話しているメンバーが増えており賑やかな状態をみた僕は、少しほっとした。



 そして2週間後、初代から続く友美、穂乃花、唯の3人は気づけば色んなメンバーと話すようになり練習の指導を自主的にしてあげるなど、先輩らしい行動が出来るようになっていた。


 また新人の27名は、草食系つまり消極的な一部のメンバーは、まだ馴染めていなかったりするため課題は残るものの親睦合宿の前と比較ひかくすればメンバー同士で話し合うこと姿は、10倍くらい上がった。



 そして今までは、交流などが目標となっていたが、いよいよアイドルハイスクールの第2世代となるアイドルエッグが正式にアイドルとしての活動がついに始まっていく。



 僕は、メンバーたちを集めて話をする。



「親睦合宿から2週間が経過して5月もなかばになりました。新人メンバーが入ってから約1ヶ月が経過してグループとして形になり始めたので皆さんに良いお知らせと第2世代のエースの発表をしたいと思います」



 すると香川 里美さんがドキドキしながらこう言った。



「良いお知らせってなんですか? 」



 次回、良いお知らせの内容が明らかになる。

 

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