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第32話「親睦合宿」

 そして次の日を迎え一般的には、今日はゴールデンウィーク初日であるが僕やメンバーたちにとっては、親睦合宿の初日である。



 メンバーたちは、アイドルハイスクールの施設の入り口に朝8時に集まっており用意された専用バスに一人一人乗っていく。



 中にはまだ眠たそうにしているメンバーもいたりまだ一人来ていないメンバーがいるため誰かをメンバーファイルで僕は確認した。



「あれ?まだ大島 美衣さんが来ていないね。どうしたんだろう」



 僕は、心配になってきつつあったが待ってると走りながら大島さんがやって来た。



「おはようございます。遅くなってしまってごめんなさい!寝坊しちゃっていました」



「大島さん、おはようございます。幸いバスはまだ発車していませんので早く乗ってください」



 大島さんが来たのが分かった時、既にバスに乗っていた一部のメンバーたちは、イラッとした表情をしてしまっていたためオーナーの汐莉ちゃんが先に乗ってから僕は、皆さんに謝りながらバスに乗っていく。



「皆さんお待たせしてごめんなさい。大島さんは、悪気はないみたいなので皆さん悪いように思わないであげてください。それでは今から出発します」



 こうして僕とメンバーたちは、親睦合宿をするために専用のバスで同じ都内ではあるものの合宿先に向かい無事に到着した。



「はい、皆さん到着しましたよ。

 ここが親睦合宿となる場所になります」



 すると唯がバスから降りてすぐこう言った。



「ここって宿屋じゃないの? 」



「そうだよ。近くに海があったりするから景色はきれいだし親睦を深めるのにはいいと思うよ」

「景色がきれいなら悪くないかな」



 六道さんは、さっそくはしゃいでいる。



「うわぁー、すごく良さそうな感じじゃないの?

 早く中に入りたいよ~ 」


「今から説明するから中に入るのは、少し待ってね。それでは説明していきたいと思います。部屋は基本的に1部屋で4人つまり4人部屋となりまして部屋分けは今からプリントを配りますので、その通りにしてください。そして決められた時間帯に食事や入浴などをしてください。また、メンバー全員参加のトランプ大会もありますし入浴場の近くには卓球が出来る場所もありますので是非譲り合って使ってみてください。そして困ったことがあればお互いに助け合っていきながらみんなで少しずつ仲良くしていきましょう。それでは今から皆さん中に入ってください」



 するとメンバーたちは、宿屋の中に入っていき自分達の部屋を探しに向かった。


 僕は、1人の予定だったのだが汐莉ちゃんがいつしたのかは分からないけど、勝手に昨日僕が作った部屋分けのプリントに僕の名前の横に小さく『汐莉』と書かれてあったのを見落としていたのだ。



 汐莉ちゃんと2人部屋って危ない気がするんだけど、取り敢えず僕も部屋にいくか。



 そして僕は、自分達の部屋の場所に移動すると汐莉ちゃんが嬉しそうにしながら待っていた。



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